サプリメント-3
「…どうして、また俺としようと思ったの?」
ベットの中でしょうちゃんは裸のまま私を後ろから抱きすくめていた。
「…なんとなく。」
しょうちゃんの指先に触れながら言う。
「彼氏と上手くいってないのー?」
「…」
「まじか」
しょうちゃんは笑った。
「…笑わないで下さい」
「すみません」
「てかさ」
「なに?」
「俺じゃダメかなーと」
やっぱりそういう話しになるか、と思った。
「ダメっていうか…」
「俺だったらさ、別に他の男と寝てもいいよ。俺がいちばんだったらいい。」
「…」
温かいな、とふと思った。しょうちゃんの体温もあるけれど、春が、近づいてるんだと思った。