隠し事-15
(ん?鳥?)
「……ス…ラン」
「あ?」
初めて名前を呼ばれたスランは少し驚いて閉じていた目を開けた。
「スランバート……思い出した……ログの…『黒い鷹』」
カリーの所属してた暗殺集団シグナーのライバルである暗殺ギルド『ログ』……そこの超が付くエリート『黒い鷹』スランバート。
「俺って有名人」
スランは鼻でふっと笑ってそれを肯定する。
「……最悪ぅ」
よりによってそんなエリートが敵側に居るなんて……自分1人で立ち向かえる相手では無い。
「安心しろ。雇い主の目当てはあのチビだから」
「チビ?」
「おっと、口が滑った……黒い鷹も赤眼の色気にゃ敵わねぇってか?」
スランは自分の失態を誤魔化して再びカリーと唇を合わせた。
「んっ!?んぁ……はぅんっ」
口づけをしながらスランの手がカリーの身体を這い回る。
(うぅ……そう上手くいかないかぁ〜〜)
さすが超エリート……これ以上は聞き出せないか、と思いながらカリーは火照る身体を持て余して膝を擦り合わせた。
「物欲しそうな顔だな?」
口を離したスランはドレスの上から豊満な胸を揉みつつ至近距離で笑う。
「う…るさいぃ〜…やぁんっ」
言い返したカリーだったが、キュッと乳首を摘ままれて甘い声を上げた。
「どうせココにも毒塗ってんだろ?舐めてやんねぇからな」
(舐めてなんて言って無いぃ〜!!)
と、ツッコミたかったが、カリーの口からは喘ぎ声しか出ない。
「はうぅっやっあっ」
スランは乳首を弄びながら自分のズボンと下着を脱ぎ捨てた。
そして、カリーの脚の間に身体を滑り込ませ準備万端の肉棒を淫部に当てがう。
「ひぅっ」
ゴツッと当たった感触にカリーは目を見開いて息を飲んだ。
「たっぷり鳴け」
ズニュウッ
「ひゃああぁあぁぁん!!」
一気に奥まで挿入した異物に、カリーは身体を大きく仰け反らせて派手に声をあげる。