隠し事-13
「だから因果応報って……お、良い感じだ。剥がすぞ」
指先にフィルムの端を引っ掻けたスランは、それを内壁からゆっくりと剥がす。
「んにぃっ?!変な感じぃ気持ち悪ぅっ」
膣内が全体的に引っ張られる感触にカリーは悶えた。
「よっと……剥がれたぞ」
丁寧にフィルムを剥がしたスランは、それを指に引っ掻けてカリーに見せる。
「ハァ…ハァ…見せなくて……良いし」
スランの指先のデロンとした物体は何だか浜辺に打ち上げられたクラゲの様だ。
しかも、酒がポタポタ滴ってグロい。
「さてと、後は口だな」
スランはクラゲをベシャッと捨ててカリーの顎を左手で掴んだ。
「噛むなよ?」
「噛むわよ」
カリーにとっては最後の砦……何としても侵略は阻止したい。
「情けない格好なのに威勢は良いのな」
「うっさい!馬鹿」
確かに未だにまんぐり返しのままだ……情けなくて泣けてくる。
「はい、あーん」
ふざけた口調のクセにスランは容赦なくカリーの顎を掴んだ手に力を入れた。
「あぐっ」
顎の付け根に指をグリッと入れられて、カリーは痛みで口を開ける。
「奥歯に刃物発見〜…と、頬の内側にも異物を確認……」
スランはポケットからピンセットを取り出して、カリーの口の中に仕込まれた罠を取っていった。
「あがががっ」
(痛い痛い痛いっ)
顎を掴むスランの指が痛い……更に膣内のアルコールが徐々に効いてきて身体が熱い。
「……良し」
最後に指で口腔内をなぞって何も無い事を確認したスランは、カリーの顎から手を離した。
「あうぅっ……ハァ…ハァ……」
やっと痛みから解放されたカリーはぐったりして息をつく。
「お?酒が回ってきたな」
カリーの目は潤み、呼吸が荒い……白い肌がピンク色に染まって汗ばんでいる。
「凄ぇ……そそる」
「ハァ…あ…つぃ〜…中……出してぇ……」
「あれ?中出し禁止だろ?」
「ち〜が〜うぅ〜…お酒っ」
「ああ、そっちか」
スランは肩に置いたカリー脚に腕を回すと、なんと酒が溢れている秘部に口をつけた。