隠し事-12
「チッ……フィルムまで貼りやがって……」
中の感触がつるつるしているので直ぐ分かった。
普通は避妊用に膣内に貼り付けて使うものだが、カリーの場合は潰れた薬が自分に吸収されないようにする為。
「こんなの付けてたらつまんねぇだろうが。剥がすぞ」
「はっ……へ?」
フィルムは2、3日は取れない……どうやって剥がすのか?
グイッと腰を上げられたカリーは両足をスランの肩に乗せられ、秘部を真上に晒す格好になった。
「ちょっ?!」
いくら何でも恥ずかしい、とカリーは顔を赤く染める。
「知らねぇの?これってアルコールで溶けんだぜ?」
「嘘?!まさか……」
スランはテーブルに手を伸ばして酒瓶を取った。
それはここにある酒の中で一番アルコール度数の高いもの。
「やだやだっやめてっ!!」
カリーは脚をばたつかせて嫌がる。
「因果応報って知ってるかあ?」
スランはニヤリと笑ってカリーの膣に酒を注ぎ入れた。
「んやっ!冷たっ!!」
膣内を満たしていく酒にカリーは身体をひくつかせた。
「ククッ……フィルムが溶けたらアルコール粘膜吸収だな?ココで酒飲むとキクぜぇ?」
ゴポゴポと注がれる酒が冷たい。
「ひぅっ」
カリーは手を伸ばしてスランの腕を掴む。
「おっと」
スランはその手を左手で掴み、そのままもう一方もいっしょくたにしてしまった。
「爪にも毒……だろ?」
「ぅ」
両手を掴まれたカリーは悔しそうな顔でスランを睨む。
「ククッ…その眼で睨まれるとゾクゾクするんだけど?」
スランは酒瓶を置いて懐から紐を取り出し、カリーの両手首をぐるぐる巻きにした。
「痛っ!緩めにしてよ」
「アホか?!んな事したら抜けるだろうが」
暗殺者相手に少しでも気を抜くと死に繋がる。
両手を縛りあげたスランはそれをソファーの手すりに固定した。
「こっちはそろそろかなあ?」
スランは嬉しそうに酒に満たされた淫口に指を挿れる。
「んんっちょっとは……優しくぅっ」
膣内を遠慮なくぐちゃぐちゃに掻き回されたカリーが文句を言った。