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2と3の14の狭間で。
【エッセイ/詩 恋愛小説】

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2と3の14の狭間で。-1

 壊したい。壊したい。

 僕は全てを壊してしまいたい。けれどそれは恐い。壊したい事も、壊してしまう事も、それに関する全てに恐怖する。戦慄といっても構わない。きっと僕以外の誰から見ても大げさな表現だろうけど。


 それは君のくれたあの小さな箱のせい。あの箱が僕を突き崩す。
もう体中の何処にも置場の無くなったこの感情を嫌でも思い出させるあの箱。

 あの箱に詰まっていたのは、友愛や感謝だけじゃないと思いたいから。

信じたいから。


信じているから。



 だからこそ壊したい。
僕は壊したい。
だから壊す。
ありがとうと感謝を込めて、今までの全てを壊す。

 そして「友情」という名の何もかもが壊れ、何もかもが無くなった中で、君に捧げたい。

君にだけ捧げたい。



好きだという想いを。

以上


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