愛欲の罠-6
「あ……すごい、ここ、もうこんなに……」
スカートの中に忍び込んだ指先が、あの部分に触れる。
下着もきっとぐしょぐしょに濡れているに違いない。
パンティの上から、割れ目に沿ってゆっくりと撫でられる。
「あ、あっ……」
指が薄い布を押しのけ、マッサージをするように陰部を刺激する。
くちゅ、くちゅ、と粘液の絡まる音。
隠れていた肉芽が探り当てられる。
軽く擦られるだけで、両足がぶるぶると震えだす。
「だめ、そこ、だめ……」
「気持ちいい、ですか? 見ているだけで僕まで……変になりそうです……」
溢れる蜜がとろとろと尻のほうまで流れていく。
潤ったそこに指がつるりと飲み込まれる。
「あうっ……」
内側の様子を確かめるように、入口から少し奥までを撫でられる。
同時に胸の先端を吸われると、それだけのことで絶頂にも届きそうになる。
欲しい。
久保田の足の間に手を伸ばす。
ベルトを外し、ジーンズのボタンに手を掛ける。
ジッパーを下ろすと、下着を突き破らんばかりに怒張したものが飛び出してきた。
濡れて赤黒く光るそれを優しく撫でる。
「あ、先生……!」
「久保田くんも……気持ち良く、なって……」
体を起こす。
邪魔なスカートも脱ぎ、全裸になる。
壁にもたれた姿勢で座る久保田の股間に顔を埋めた。
そそり立つ肉棒を両手で摩る。
浮き出た血管を爪の先でなぞりながら、滲み出てくる透明の液体を舌で舐め取った。
「うわ……っ……」
唾液をたっぷりと含んだ口の中で、肉塊の先を愛撫する。
舌を絡みつかせ、軽く歯を立てて。
ささやかな動きにも敏感に反応を見せ、久保田は喘いだ。
「そんなこと……されたら、僕、すぐに……」
「いいわ、わたしの口の中で……いっても……」
さらに深く咥える。
びちゃびちゃと下品な音を響かせながらしゃぶった。
唇を噛んで快感を堪える表情が、さらにマヤの官能を煽る。