ストリップ劇場 淫らな一行 と淫らなゲスト-1
【ストリップ劇場 淫らな一行と淫らなゲスト】
カップルの女は、さっきから自分の友人の恵子に似ていると思っていたが、引っ込み思案の恵子がまさかこんなところで裸になるとは考えられなかったので、(よく似た人って居るものねえ)と感心していたのだ。
「えっ?知り合いか?」
「ほら、大学の時にあたしとゼミが一緒だった桜井恵子ちゃんよ」
「う〜ん、学年が違うからなあ」
「裏マドンナの恵子ちゃんよ。結婚式の二次会にも来てくれたじゃない」
「えっ、裏マドンナだって?うそだろ!」
男はそう言うとステージの上の恵子の顔を改めて見直した。
「うわっ!本当だ!引っ込み思案の裏マドンナだ」
恵子の通っていた大学では毎年学園祭でミスキャンパスコンテストが開催されていたが、大学時代も今と変わらず容姿端麗だった恵子は、幾多の他薦も有ったにも関わらず、引っ込み思案のために参加するつもりは全く起きなかったのだ。
しかし浮かれ気分の学生たちは、せっかくの美人を放っておくことはせず、恵子のようにミスコンに参加する気の無い女性を対象にした『裏マドンナコンテスト』も勝手に開催していたのだ。
その年の学園祭では、今恵子の裸体を見ながら驚いている女がミスキャンパスとなり、恵子が裏マドンナとなったのだった。
ステージの上で恍惚の表情を浮かべて踊る恵子は、驚愕する同窓生に全く気付く様子も無く、皆が見入る中で遂に全部を脱ぎ去った。
一旦全部を脱いだ恵子はそれからが早かった。早く自分の淫らな部分を見て貰いたくてM字に足を開いて、手で卑猥な縦スジを押し広げた。
「おおおお!」
「きゃあ、恵子ちゃん、エッチな汁が出てるわよ」
「うわ!パイパンだ!」
カップルの男も恵子の股間を見て喜びの声を上げた。
「見ちゃダメ!」
カップルの女は咄嗟に男の目を手で覆ったが、自分は恵子の股間についつい見入ってしまった。
(やだ、恵子ちゃんビチョビチョ…)
「やだあ、恵子ちゃんたらステージでオナニー始めちゃったわよ」
美弥子の興奮した声が響く。
興奮が最高潮になった恵子は我慢ができなくなって、客席に向かって足を大きく開げて見せるオナニーをやり始めた。さらけ出された股間は、指の動きに併せてピチョピチョと水音が聞こえるほど濡れている。
「ああん、ああん、もっと見て〜、あああん」
スポットライトが場を際立たせるステージの上で、腰を浮かせて妖しくくねらせなが、股間を擦り喘ぐ恵子。
そんな恵子を見たくてカップルの男は自分の目を覆う女の手を振り払った。
「ああん、見ちゃダメよ!」
その女の制止の言葉は興奮した男には効かなかった。
「一緒に見る場合ならストリップは見てもいいって言ってたじゃないか」
「友だちのはダメえ!」
女はそう言うと、根本原因である恵子の自慰行為止めるためにステージに向かって声を掛けた。
「恵子ちゃん、あなた何をやってるの!」
「へっ!」
予想もしなかったところから名前を呼ばれて驚いた恵子は、股間を擦る手を止めて声がした客席を見た。
「えっ!」
恵子は一瞬我が目を疑った。
「姫美…。えええええっ!姫ちゃんじゃないの!何でこんなところに居るの?」