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ハートのエース
【女性向け 官能小説】

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ハートのジャック-5


「ちょっと!閉めてよ!」

ハッと気づいたあたしは数年前なら絶対にヒロくんに
投げかけない言葉を投げつけた。
だって。恥ずかしいでしょ!
なんで数年ぶりの対面が下着姿なの〜!

「あ。ごめん」

そう言って一歩部屋の中に入ったヒロくんは
後ろ手でドアを閉めた。

はぁ〜〜?

違う!違う!
なんでヒロくんが「入って」ドアを閉めるの?

久しぶりの対面で下着姿で、部屋に二人きり。
あたしはドッと汗が出てきた。

「ナオ・・・」

ヒロくん。久しぶりに見て思った。
やっぱり、あたしはヒロくんが好きなんだ。

だから、あの時キスしてるヒロくんが
汚く見えちゃったんだ。
汚いっていうより・・・
嫉妬だね。

なんだかじんわりそんなことを思ってると





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