ハートのジャック-3
あんなに優しくしてくれたヒロくんは
初めのうちはあたしの変化に戸惑っていたけど
1ヶ月もするとあたしに話しかけなくなった。
そして・・・
現在に至る。
「はぁ・・・」
ヒロくんの大きな靴を見て
もう1つため息を落としたあたし。
部屋に篭ろ・・・
そっと階段を上がり
お兄ちゃんのとなりの自分の部屋に入って
そっとドアを閉める。
ちくしょー
近頃いいことないな。
制服を脱ぎ
下着姿でストレッチをはじめる。
身体がなまってるな。
部活したい〜
付属大に行くなら
部活に引退なんかいらないんじゃないの?
「ナオ?ちょっといい?」