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AHR
【学園物 恋愛小説】

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0話-1


ここは、2012年の年の瀬 12月31日の神戸市 ポートアイランド。


どこかの古代の人たちが言っていた終末予測かなんかがほぼ当たらないことが確定した世界で、まるでその予測を現実にしようとしているような話し合いが行われていた。


終末予測を現実に起こすということは世界を滅ぼそうとでもいうのか、そう思ったかもしれない。


思った方?その通りです。


いま、このポートアイランドのホテルに集まっている者たちは





この世界の滅ぼし方を話し合っているのだ。



はい、皆さんここで「バカじゃないの?」とか「子供じゃある」とか思わない。



なぜならこの者たちはこの世界を滅ぼそうと思えば1秒で十分というある意味気の狂った者たちなのだ。



では一体どういった者たちが集まっているのか。その一部を見てみよう。



K大教授 Y、2012年のノーベル物理学賞の受賞者。物質研究の権威。

衆議院議員 N、この年に行われた衆議院選挙で政権の奪取に成功した政党に所属する国会議員。51歳ながら4期目で党内でも次期総裁へと期待されている。



こういった国単位で力のある人間からほかには外人部隊に所属していたこともある傭兵。


国際指名手配中の反社会勢力の首領。


一時期日本を騒がしたカルト教団の残存勢力。


正直、自分の将来を汚してまで一体何がしたいんだと言いたいところだが彼らにはそんなこと以上にやり遂げたかったのだ。


ーーーーーーの再来におけるーーーーを。


その上でこの世界が1度くらい滅ぶのは構わない、というところのようだ。


到底我々、一般庶民には理解できないところが上流階級の人にはあるようだ。



そして、年が変わって2013年になったことを知らせるな鐘が鳴った。


集まった彼らのうちの一人が立ち上がり言葉を放った。


「同志諸君、あけましておめでとう。2012年が終わり我々の計画を始動する2013年が始まった。もう後戻りはできない。さぁ、はじめよう。我々のマリアを」



男の言葉でどうやら会が終わり、集まっていた者たちは散り散りに退散していった。



この年、国会において学校基本法の改正案が提出されて可決された。


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