充電完了-3
自責の念にかられた矢沢は一目散に果歩のアパートに向かう。
(あのアニキが萌えで傷と疲労を癒そうとしているんだ。萌えには完全なレイパーになる為の何かが隠されているに違いない!よし、俺も萌えてみるぞ!)
完全に信頼を取り戻した弟子は師匠を見習う事にした。
(しかし、どの面下げて果歩に萌えさせてくれと言えばいいんだ…?)
既に固い主従関係が築き上がっている果歩に、今さら萌えさせてくれと言うのが怖い。今まで時間をかけて調教してきたものが全て崩れ去りそうだったからだ。
(それでもアニキはあのマヤヤに萌えさせてくれとお願いしたんだよな…。やっぱスゲーな、アニキは…。スゲーよ、アニキ!)
ますます尊敬してしまう。
矢沢は果歩のアパートに着いた。いつも通りに全裸で出迎える果歩。ドアを締め部屋に入る。
「な、なぁ、果歩…?」
「何でしょうか、祐樹さん…」
「…(い、言えねーし…)」
「??」
不思議そうに見つめる果歩の視線が何故か怖い。しかし、ここで言わねば一生師匠に近づけないと感じた矢沢は思い切って言った。
「か、果歩…!!萌え系になって俺を萌えさせてくれないか!?」
とんでもない言葉にも果歩は表情を変えず、少しだけ眉をひそめながらサラッと返す。
「無理です。」
「!?」
「どう考えても私には無理なの、分かりますよね?」
「…、だ、だよね…」
今すぐ果歩の前からいなくなりたい…、いや、死にたいくらいの恥ずかしさに包まれた。恥ずかしさを隠さねば果歩に甘く見られると感じた矢沢は最高の照れ隠しをする。
「う、嘘に決まってんだろ!俺を辱めやがって!許さねぇぞ果歩!一晩痛めつけてやる!」
矢沢は果歩を縛り上げハードなSMを始めた。
「ああ…祐樹さん、ごめんなさい…あぅっ…!」
「おら!おら!」
恥ずかしかった分だけ力が入る。
(すみません、アニキ!俺はまだまだアニキの領域にはたどり着けそうもありません…!)
ますます師匠の偉大さを感じてしまった。
そんな頃、その師匠はマヤヤ相手に赤ちゃんプレイをしていた事は誰にも言えない秘密だ。
「マヤヤママ〜!のどかわいたでちゅ〜!」
「マヤヤママ、オッパイまだ出ないけど、ラブラブジュースならたくさん出るから、たんとお飲み?」
「はぃい〜!」
マヤヤママの性器に口をつけ、まさに子供のようにお乳、ならぬお汁を吸い続ける師匠の姿があった。
「ああん、たけちゃん、舌なんて使ってオマセなお子ちゃまねっ!」
「チュチュ、デヘヘ〜!」
師匠は心から思った。
(幸せでしゅ〜!!)
と。