充電完了-13
扉の向こうの涼子に気がついた武史。顔射され、しかも死ぬ手前まで行った美雪はもはやぐったりしている。その美雪を抱きかかえ、扉の前に立つ。
「涼子ちゃ〜ん、早く君をこんなふうにしたいよ…。へへへ」
「いつまでそんな卑劣なことを続けりゃ気が済むのよ!!」
「さっさと警察が捕まえてくれないから終わらないんだろ?お前らがさっさと捕まえてくれさえすれば終わる事なんじゃないのか?」
「捕まらないと止める気ないのね!?」
「はっ?そりゃあお前、こんないい女どもといくらでもヤリ放題なんだ、楽しくて止められる訳ないだろ?」
「レイプしなきゃ女も抱けないなんて、本当に情けない奴!!」
「その情けない奴を捕まえられない無能なマッポ!ハハハ!ほら、こんなに近くにいるんだ、捕まえてみろよ?」
「な、なめんじゃないわよ!!あんたらに逃げ場はないわ?この扉しか逃げ道ないんだからね!」
「ハハハ!」
「何がおかしいのよ!?」
「お前も男日照りで欲求不満で頭悪くなったんだな。ここは何だ?」
「ビルの屋上じゃない!?いや…、あっ!?ヘリの発着場!!」
その瞬間、ヘリコプターがどこからともなく向かって来た。
「来る時もヘリコプターなら当然帰りもヘリコプターだろ?本当に欲求不満の頭悪い女になったな?」
「余計なお世話よ!?あ、開けなさい!!」
「開けるか、バ〜カ!」
とうとうヘリコプターが着陸した。ニヤニヤしながら乗り込む矢沢と武史。
「そ、その人も連れて行く気!?」
「当たり前だろ?俺がする事ぐらい分かるんだろ?お前なら。」
「その人を恨んでる人達と集団レイプさせる…。」
「さすが〜!俺の行動を良く分析してる。あと、この美人秘書のレイプ写真、撮ってないからね。一晩かけてコレクション増やさせてもらうよ。じゃあな、涼子ちゃん。近いうち、かわいがってやるからな。ハハハ!」
「ち、ちょっと!待ちなさい!!」
しかし嘲笑うかのようにヘリコプターは飛び立って行く。
「き、緊急配備!レーダーであのヘリコプターを追って!!絶対に逃がしちゃだめよ!!」
涼子の指示のもと、様々な追跡が行われる。
「本部長!あのヘリコプターが飛んでいる延長線上にヘリポートがあります。ヘリもどうやらそこのヘリコプターみたいです!」
「そう!じゃあ全車両、そのヘリポートに急行して!私達も行くわよ!」
警察はヘリポートに急ぐ。手を伸ばせば届く場所にいただけに、この最大のチャンスは絶対に逃せない涼子だった。