ハーレム生活の開始-14
「ねぇお兄さん……」
日向ちゃんが、どことなく不敵な笑みを浮かべる。
「あたしにチンコ踏まれて気持ちいいですって言えたら、スカートの中見せてあげてもいいわよ」
器用にチンコを踏みながら、見えるか見えないかのギリギリの位置までスカートを捲くる。
「…………ごく」
「見たい? 見たいよね? お兄さん、パンツとか好きそうだし。それに現役女子高生の
生のパンツをこんな近くで見るなんて、なかなか出来ないもんね」
あまりにも甘美な誘惑。日向ちゃんのパンツを見たい。物凄く見たいと思う。だけど、
パンツを見るためには彼女に屈しないといけない。
日向ちゃんは僕のハーレムの一員になる予定なのに、ハーレムの主が相手に屈せられる
というのはダメだろ。
主従の立場が逆転してしまうのはいけないことなのだ。
だから僕は決して、チンコを踏まれて気持ちがいいと言っては――
「今日のパンツ、結構自信あるんだよねー」
「うぐ……っ」
「ピンク色でね、ヒラヒラのフリルがついててね可愛いパンツなんだよ?」
「あ、が……」
なんという精神攻撃。ピンク色の可愛らしいパンツを穿いている日向ちゃんを想像して
しまったら――
「あははっ、またチンコが大きくなってきたよ? あたしのパンツでも妄想しちゃったのかな?」
ヒラヒラと、ギリギリのところでスカートを動かす。
み、見たい! 日向ちゃんのピンク色の可愛らしいパンツをこの目に焼き付けたい!
そのためにはあの言葉を……
「ぼ、僕は……」
「何かな? お兄さん」
試すような、それでいて何処か期待するかのような眼差しの日向ちゃん。本当なら彼女
に屈したくはないんだけど、パンツの魅力には逆らうことは出来ない。
情けないと理解しつつも僕はあの台詞を日向ちゃんに告げる。
「僕は、日向ちゃんにチンコを足で踏まれて喜んでいる変態です……」
自身の負けを認める台詞。その台詞を聞いた日向ちゃんは、物凄く満足そうに頷き――
「自らの変態性を告げたお兄さんには、ご褒美を――と、思ってたけど変態のお兄さんの
前でパンツなんかを見せたら、何をされるか分からないわね。よって、パンツは見せないわ」
「はぁ――っ!?」
こ、コイツは何を言っているのだろうか? 屈したらパンツを見せてくれると言ったじ
ゃないか。それなのにパンツを見せてくれないだと!? そんな暴挙があっていいのだろうか。
「嘘を吐いたのか!」
「嘘じゃないわよ。さっきまではパンツ見せる気でいたもん。ただお兄さんがあまりにも
変態的だったから、見せたくなくなっただけだし」
シレっと全てを僕のせいにしている日向ちゃん。ぐぬぬ……ここまで恥をかかされて、
大人しく引き下がるわけにはいかないよね。
こうなったら意地でも日向ちゃんのパンツを見てやる!
「く、う……っ」
手を必死に伸ばしてスカートを捲ろうと試みる。
「おっと。無理やりはダメなんじゃないかな。無理やりはっ!」
「はぅっ!?」
お仕置きと言わんばかりにチンコを思いっきり踏みつけられる。全、体重とはいかない
けど、それなりの重さがチンコにかかって、潰れそうになる。
「つ、潰れる……潰れてしまうって」
「変なことをしようとする人のチンコなんか潰れてもいいんじゃない?」
悪びれた様子もなく、チンコに圧力を加えていく。ちょっ、本気でこれ以上は拙いって!
「ひ、日向ちゃん……ま、マジで……」
「分かってるよ。お兄さん、今最高に気持ちがいいんだよね? あたしにチンコ思いっき
り踏まれて我慢汁、ドクドク出してるんだよね?」
「違うって、言って……」
自分自身の世界に入り込んでいるのか、僕の声は一切届いていないようだ。日向ちゃん
にチンコをこうして踏まれるのが気持ちよくない。そう言ってしまったらそれは嘘になっ
てしまうだろう。だけど、物事には限度というのがあって――
「あぁ、お兄さん。今すごくいい顔してますよ……」
ウットリとした顔で僕を見下ろす日向ちゃん。だ、ダメだ……今の日向ちゃんを言葉で
止めることは出来ないようだ。
言葉で止めることは出来ない。だったらあとはもう一つしかないじゃないか。
力で止める。言葉で無理なら暴力に訴えるしか――先ほどのリベンジのつもりで日向ち
ゃんのスカートに手を伸ばす。さっきよりも早く。さっきよりも確実に!
そしてついに――
「見えた!」
「きゃぁっ!?」
日向ちゃんのスカートから覗いた奇跡のような光景。ムッチリとした太ももにピンク色
のパンツ。ヒラヒラとしたフリルがちょっとしたアクセントになって可愛さを演出している。
「あ、あぁ……日向ちゃんのパンツ……」
皺が寄り、スジが見えている日向ちゃんのパンツ。そのパンツを見ることに成功したんだ。
「あ、あぁ、あ……っ」
パンツを見られた日向ちゃんが、プルプルと身体を震わせている。