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〈亡者達の誘う地〜刑事・銭森四姉妹〉
【鬼畜 官能小説】

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〈過去を漁る黒鉄の檻〉-9

『……なあ、あの姉妹がグチャグチャに濡れたもんだからよ、女ってのはレイプされて悦ぶもんだと思ってたワケよ……お前が“マグロ”で居続ければ、俺達の考えも変わるかも知れんぜ?』

「……何処までもサイテーね……生きてる価値も無いわ!!」



文乃は唾を専務の顔に吐きかけたが、そんな物に動じる奴ではない。
Yシャツとジャケットを纏めて掴むと、一気に手首まで捲り上げて、上半身をブラジャーのみの姿に変えてしまった。


『そういや、あおいもスーツ着てたなぁ?あの変態牝とダブって見えるぜ?』

「へ、変態はアンタよ!!あおいをこれ以上バカにしたら殺してやるから!!」


文乃が刑事になった時、先輩であるあおいは何時も気にかけてくれた。
仕事やプライベートでの些細な悩みや、犯罪と向き合う事の責任など……今の文乃と美津紀の関係と同じか、それ以上に親密で、互いに尊敬しあう仲だった……。
自分は警視総監の孫娘というだけで、周囲からは偏見の目で見られていたのを、あおいは実力で跳ね飛ばし、誰からも慕われる存在となっていった。

他人の悩み事には真摯に向き合うあおいが、自分の悩みは誰にも打ち明けない……夏帆のレイプ事件や復讐の事を、一人で背負って立ち向かったのだ……。

あの時、少しでも力になれたら?

決して他人には言えない悩み事ではあったが、文乃は今更ながら悔恨に苦悶し、あおい達を凌辱した鬼畜達に憤怒の感情を爆発させている。
目の前のニヤケた男があおいを嬲り者にし、その手で清純を汚して棄てたのだ。専務の手が触れただけで鳥肌が立ち、臓物ごと吐き出したくなるほどの吐き気に襲われる。

あおいや夏帆や真希や芽衣が、こんな奴らの手で“堕ちる”はずがない。

それは文乃だけでなく、美津紀も同じ想いだった。



『文乃とか言ったっけ?あの巨乳ちゃんに見えるようにしてやるからな』

「〜〜ッ!!!」

「ふ、文乃さんを離せ!!触るなぁ!!」


抱えられた文乃は、身体の向きさえ男達の思うがまま。
美津紀の入った檻も、他の少女達と同様に50p程の高さのブロックに乗せられ、文乃の真正面にしゃがむ専務に視界が妨げられぬよう、斜めの方向から文乃の全体を捉えていた。


「ちょっとなんてコト…やめろぉ!!やめろよぉ!!!」

『罵声で喘ぎ声をごまかすつもりじゃねえだろうな?要らねえ口叩いたら、あのガキからヤッちまうぞ?』

「ひ…卑怯者……くくッ!!!」


専務は背中を丸め、拡げられた文乃の股間に手を伸ばし、ストッキングを破ってパンティーを剥き出しにした。
女性にとって、一番大切で敏感な部分に指先が触れると、文乃は目を剥いて専務を睨み、卑劣な脅迫に屈して罵声を噛み殺した。


客観的に見ても、文乃達は絶体絶命……美津紀は檻の中に閉じ込められているし、自分も枷と集団による腕力の拘束に屈している。
もしも怪力が生まれ、この男達を振り払ったとしても、少女達に刃が向かっては、それに従うしかない。




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