第三章 肛虐の宴-4
「残念だなぁ、ウ○コしちゃったのかぁ。まあいい、宿便があるかもしれないしね。まあ、とりあえず腸内洗浄しましょうかね」
そう言い、ひんやりとしたモノをネチネチとアヌスへ塗りつけてくる。
(ああっ……嫌ッ……また、またあの変なクリームだわ……)
すでにこの催淫クリームの威力を知り尽くしている美優は、それがもたらしてくる凄まじい愉悦を思い出し、おもわずビクッとヒップを震わせた。
「あいかわらず感度の良さそうな尻だ。服を着ているとそんなに大きくは見えないんだがね。しかし、こうやってひん剥いて見ると……ふふっ、こんなに厭らしい肉をムッチリとつけて、本当に甚振り甲斐があるよ」
大村がいつものように肛門の内側にもクリームを丹念に塗りこみ、そこが終わるとヴァギナへもしっかりと塗り込み始めた。
(うっ……くう……お尻が……ムズ痒い……)
クリームのついた指が大陰唇、小陰唇を撫でまわしている時、すでにアヌスでは淫痒が発生し始めていた。
「あらら、尻のほうはもう落ち着きがなくなってますな〜? どれどれ、それじゃあ、ちと中のほうを掻いてやるか」
大村が、陰唇を撫でまわしていた指を秘裂に食い込ませながらグーッとアヌスのほうへ向かわせていく。
その指先がヒクついている美優の窄まりを捉えるや否や、ググッと小さな穴の中へめり込んだ。
「んあぁぁ……」
痒みに疼いていた箇所をキュッ、キュッ、と快美に指の腹で擦られ、美優は堪らず唇を開きながら歓喜に震えた。
火照り上がったヒップに蔓延していく、おぞましい痒悦感……そこを大村に刺激され、もうそれだけで身体全体が蕩けていくようだった。
「ふへへ、あの清楚で気品に溢れた奥さんが、まさか尻を嬲られてよがり声を上げるなど、誰も夢にも思わんだろうね」
肛門に突き入れた指をクイクイと動かしながら、大村が愉快そうに言う。
大村の口から発せられる一つ一つの言葉が、美優にとってはどれも屈辱極まりない。
しかし、どうしようもないのだ。
けっして脅されているからではない。
身体が……肉体が完全に大村の色に染められている。
(ああ……だめっ……た、堪んない……)
大村の指はアヌスだけを責めていた。
にもかかわらず、触れられてもいない乳房が熱く燃え上がり、先端に色づく可憐な突起物に至ってはジンジンともどかしいほど疼きたっている。
「どれ、腸内洗浄の前に一度イカせてやるか」
大村がニヤつきながら、引き出しの中から一つの淫具を取り出した。
手にしたのは、大小のパールが縦にズラッと連なっている棒状のもの。
俗に言うアナルパールだ。
それを美優のアヌスにあてがい、グリグリと捻りながらゆっくりと挿入していく。