第三章 肛虐の宴-17
「じゃあ、そろそろ開通式といきますか?」
張元が、美優の頬をベロリと舐めながら肛虐を誘う。
「なんだか、いつも私が先で申し訳ないですね〜。どうです、今回は張元さんが開通なさっては?」
「いやいや、ワシのは大村さんほどカチカチじゃありませんからな、はっはっは! 開通にゃ、不向きです。それに、どちらかというと馴染んだ肛門のほうが好きなんでね」
「またまた〜、そんなご謙遜を。まあしかし、私としてはありがたい事ですがね。ふふっ」
話がまとまり、大村がさっそく美優を四つん這いにさせた。
うなだれた美貌の前には大股を開いた張元がドンッと座っており、すぐさま髪を掴んで半勃起の一物へと唇を引き寄せる。
「うっ……んぐっ……」
口腔にヌラついた軟体棒を押し込まれ、下肢では無防備な肛門をネチネチと弄られ、美優が悲哀と浅ましい劣情を混沌させたような声で呻く。
嫌がっているの?
止めてほしいの?
それとも……悦んでいるの?
グラグラと揺れ続ける思考は、もうどちらともつかなかった。
「うん、もういいだろう。ではでは張元さん、お先にいかせてもらいます」
差し込んだ中指で直腸まで十分に揉みほぐしていた大村が、ヨッ、ヨッ、と声を出しながら膝立ちで美優のヒップへ寄っていく。
高々と突き上げられているヒップを両手でやや下に沈めながら、その中心の小さな窄まりにペニスの切っ先をグッとあてがう。
「ふふっ、いくぞ……」
大村が腰に力を入れはじめた。
「ふうう……んん……」
押し付けられた亀頭の先端が、肛門の皺を伸ばし広げながらジワジワとめり込み始めた。
強靭な傘によってメリメリと横へ大きく肛門が開かれていき、その裂けんばかりの激痛と圧迫感に美優はたまらず呼吸を止めた。
大村が、幅のある傘のエラを力ずくで押し進めていく。
「ふうっ……んっ……あ……」
張元の肉棒を咥えたまま、口を大きく開けて悶絶していく美優。
そんな美優をよそに、太い血管を浮き出させた剛直のペニスが、なおも鋭く張ったエラで腸壁を擦りあげながら奥へと奥へと突き入る。
肛門の粘膜がズルズルと内にめり込まされ、痛みよりも凄まじい圧迫に呼吸がままならない。
せり上がってくる内臓から、嗜虐の軋みが聞こえてくるようであった。