第三章 肛虐の宴-16
ビシャアアア―――ブシュ、ブビッ、ブシュ―――
バイブを抜くと同時に、物凄い勢いでほとばしっていく浣腸液。
ブルブルと震える双臀から滝のように噴射されてくる液体が、淫獣らの見守るなかで激しく便器を叩き、しぶきを上げていく。
排泄を終え、美優はぐったりと肩を落とした。
反発する気力などすっかり消え失せていた。
「ほらほら、ちゃんとしなさいよ、奥さん。今日はこっちの穴の開通記念日になるんだから」
便器にまたがったままの美優を、張元が強引に後ろから抱き上げた。
そして、広いトイレ内に立たせたまま、後ろからネチネチと豊満なバストを揉み込んだ。
そうしながら、カチカチに勃起しきった肉棒をいきなり後ろから陰唇の割れ目へと突き入れていった。
「あはあぁぁぁ……」
何の前触れもなく挿入されてきた憎々しいペニス。
バイブではない生の肉棒の挿入に、美優の口が堪らず喜悦に満ちた吐息を漏らした。
「あらら、いきなり入れたんですか?」
大村が、美優の前に立ちながら呆れたように言う。
「でへへっ、奥さんの排泄があまりにも色っぽかったんで、年甲斐もなく興奮しちゃって」
張元がおどけた顔を見せながら、でかい尻をせっせと後ろから振りたてる。
「じゃあ私はあちらで待ってますから、終わったら連れてきてくださいな」
「ほいほい」
そう言いトイレを後にする大村を軽く見やり、張元はグローブのような手でギュウッと豊乳を握り潰す。
背後から乳房をユッサユッサと揉みたてながら、張元は一方的な動きでペニスを叩き込んでいった。
美優は、トイレで張元に犯されてから元の部屋へと連れて行かれた。
もう肉体はクタクタになっていた。
しかし、催淫クリームのせいか、官能の焔があいかわらず身も心も灼きつづけている。
部屋に戻るや否や、大村と張元はすぐに美優の身体へまとわりついてきた。
張元がタラコのような唇で執拗に美優の顔へキスし、口唇をベロベロと舐めたてる。
一方の大村は、陰唇の肉襞をネチッこく弄りながらヒップの双丘を交互に揉みたくっていた。
「あっ……うっ……んあっ……」
脂ぎった巨漢男に舌の根までしゃぶられ、美優がくぐもった声で甘美の嗚咽を漏らす。
このような暴漢ら相手に心酔して溺れるなど、絶対にあってはならない。
しかし、全神経を駆け巡っている凄まじい痺悦感、そして、脳を強大な力で幻惑させていく破廉恥な淫霧……もうこの肉体の歓びようと疼きが尋常でないのだ。
またそれが、美優に牝としての意識と自覚を不条理にも促していった。