望み-1
「っんっ……ぁっ……あぁんっ」
「…っ馬っ鹿……声出すなって……」
「うぅっ……ゼインが弱いトコばっか責めるからぁっ……くぅっ」
深い眠りを貪っていたら、コソコソと囁く声で目が覚めた。
またか……と思いつつポロはアイスブルーの目を薄く開ける。
今日は旅の途中で見つけた廃小屋で夜を過ごす事になった。
小屋の暖炉の前で3人で転がって寝ていた筈が、いつの間にかカリーがゼインに股がっている。
「はっ…く……お前が乗ってんじゃ…ねぇか……」
そう言いながらカリーの腰を両手で掴んでいるゼインは悪戯っ子のような顔をしていた。
「ぁうぅっ……良いトコ狙って押し付けられたらっ…っはぅっやっうーーーーっ!」
カリーの身体がビクビクと震えて軽い絶頂に昇ったのが分かった。
反らした喉を汗が伝い、胸元に流れていく様は同じ女のポロから見ても凄く色っぽい。
ポロは2人の様子を覗き見ながら、そっと自分の秘部に手を滑らせた。
2人はポロの事を子供だと思っているだろうが、実は18歳。
奴隷というのは常に栄養不良なので発育が悪いのだ。
ついでに言うと愛玩用の調教も受けてかなり経験もある。
それなのに目の前でこうしょっちゅう見せつけられたら、そりゃ悶々とするだろう……と自分に言い訳してポロはそっと淫口を弄り始めた。
「ーーっ」
こういう時、声が出せない状態で良かったと思う。
どんなに喘いでも絶対に聞かれる声は無いのだから。
ただ、荒くなる呼吸音は出るのでそこは注意しつつ敏感な豆を集中的に慰める。
一方、ゼインとカリーの方はもっと激しい交わりに発展していた。
「んっんふぅっ」
上下逆になり、ゼインはカリーのたわわな胸に吸い付きながら抉るように腰を動かしている。
カリーは両手で口を塞いで涙を流していた。
しかし、ゼインを見つめる赤茶色目のはとても幸せそうな眼差しをしている。
「はっ…カリーっ」
ゼインの動きが徐々に激しくなり、カリーの首筋に顔を埋めた。
首や頬に口づけを落とし、唇に視線を止めた後引き剥がすように視線を反らす。
「ゼ…インっ」
カリーはそんなゼインの首に腕を回してしがみつき、自らも腰を振った。
「はぁっうっ……カリー……っ出るっ」
「ンッんぅっン゛ーーーーーっ!!」
「ーーーーっ」
ズンッと力強くカリーを突き上げたゼインが動きを止めて欲望を吐き出す。
同時にカリーの脚が跳ね上がってピンッと硬直した。
そして、人知れずポロも昇りつめて身体を細かく震わせる。