第一章-3
憧れの先輩にいきなり胸を触られるなんて……
ショックで仕方がなかった。
まぁ、あんまり話したこともなかったしな………
「………え、えぇと、……その……やっぱり………さっきのな………」
「拒否権とかねーから」
『やっぱりさっきのはなしで』そう言おうとしたら先輩が大きな声で言った。
「え、でも…」
「決まりな!今から俺ん家こい。」
先輩は立ち上がり、鞄を手に持つと、ありさの細い腕を掴んだ。
そして走りだした。
「えぇ!?」
なんなの……この人!