摘み食い-6
「あふ……」
「見られるのが良かったんでしょう? 恥ずかしいのが感じちゃったんでしょう? だって、下着もつけていないのに、こんなに短いスカートやブラウスを着てくるんですもの。ミスズは人に見られて感じちゃう、とってもエッチな娘なのね」
「そんな……」
「ん……?」
シホは指先についた愛人の淫らな汁を指先で舐めながら、ミスズに目顔で問いかけた。
「……はい、見られるのが、良かったです。とっても不思議な感覚で……」
頬を染めながら、はにかんだようにミスズは正直に告白した。
「いい娘ね。正直に答えたご褒美に、今日はとってもサービスしてあげちゃう」
そう言って、シホはアケミにキスをしながら、玄関先で愛人のブラウスのボタンを残り全て外していった。ブラウスの前が開き、形の良い乳房が露になる。
「ふふ、もう乳首が立ってる。もしかして、ずっと立ちっぱなしだったのかしら?」
「はあん……」
シホは両手でアケミの乳首を両方とも摘み、コリコリと指先でこねくり回した。
「んん……、んはぁ……」
「んふ、エッチな声。ほら、みんな脱いじゃいましょうか」
ノースリーブのブラウスをアケミの身体から脱がすと、シホは愛人の手を取って立たせた。玄関先の姿見に愛人の全身が映る。本来は身支度を整える為のスペースである客室の玄関先で、年若い娘が生まれたままの姿でいるのは、ひたすら淫らな光景だ。
シホは一糸纏わぬ姿になったアケミの腰を抱き、連れ立ってリビングに入っていった。
高級ホテルらしく、大きな窓のあるリビングには座り心地の良さそうなソファセットが有り、壁には大型の液晶テレビが掛けられていた。テレビの脇にはバーカウンターがあり、グラスや酒瓶が並んでいる。
「お待たせ」
「え……?」
ミスズは驚いて立ち止まった。誰もいないと思っていたソファに一人の娘が座っていたのだ。
娘は立ち上がると、ミスズに親しげに笑いかけた。
「ミスズがこういう趣味の人だったなんて、私、知らなかった」
シホとミスズを待っていたのは、森之宮アケミだった。