愛の折檻-1
1.
「…ここ……どこ……?」
愛花が次に目覚めたのは再びベッドの上だった。
あの忌まわしい地下室ではなく、窓から夏の日差しが降り注ぐ普通の病室だ。
少しだけ開けられた窓から吹き込む風でカーテンがゆっくりと揺れている。
あたりを見回すと誰もいない。愛花はベッドから身体を起こした。
ガチャリ。
ドアが開いて誰かが入ってきた。それは花瓶に活ける新しい花束を持ってきたつかさだった。
バサッ…!!
花束を放り出すと、つかさは泣きながら愛花に抱きついた。
「よかった! 気がついたんだねっ!! 1週間も目が覚めないから、あたしずっと心配で…」
「私…何故ここにいるの…? たしか…冴木クリニックで…。ぁひいいぃぃぃっ!!!!」
愛花の脳裏におぞましい凌辱の記憶が突然フラッシュバックする。
狂ったように笑う冴木真樹子。苦痛に歪んだママの顔。浣腸器。注射器。分娩台。巨大なディルドー。
愛花は頭を抱えて思わず絶叫していた。
「大丈夫っ! もう大丈夫だから…。愛花、安心して…ね?」
つかさは愛花をぎゅっと抱きしめたまま耳元で囁いた。
「…ママは…何処?」
「……………っ!!」
愛花の言葉を聞いた途端、つかさの身体がこわばった。
「…おばさまは今、別の病棟にいるの。ちょっと症状が重くて…。でも大丈夫! すぐに良くなるから!」
「愛花! 愛花っ!! どうしたのっ?!」
鋭い叫び声を聞いて、美貴が病室に駆け込んできた。
「お姉さまっ! あたし…あたし…!」
2人はじっと見つめ合う。長い沈黙が続いた。
「…愛花っ!!!」
美貴はつかさを押しのけるようにして飛びつくと、愛花をきつく抱きしめる。そのまま唇を奪った。
「むぐうぅうっ!! …ん…むっ。…あんっ…!」
愛花は最初、首を振って嫌がったが、だんだんと抵抗が弱くなっていく。激しい口腔愛撫が全身から力を奪っていった。
「ぷはぁっ…」
美貴はようやく唇を離すと、患者着をまくり上げて乳房を揉みしだく。もはや愛花は人形のようになすがままであった。
「ああんっ…。お姉さま、大好き…」
とろんとした目つきの愛花が甘えた声でつぶやいた。
と、その時。
「凄い声がしたけど、一体何があったの?!」
ドカドカと元気な足音を立てて若い看護師が駆けつけてきた。
美貴は思わず愛花から飛び退いた。
「笠倉さん気がついたのね! 良かった! 今、先生を呼んでくるからちょっと待っててね!」
1時間後。
愛花は担当医師による検査を受けた後、再び横になった。
医師たちが出ていくのを心待ちにしていた美貴は、ばたんとドアが閉まった途端、愛花の手を握りしめた。
「もう大丈夫。安心していいのよ。あなたは助かったの」
「私…。どうしてここにいるんですか?」
「あの時は本当、びっくりしたわ。沖先生から、コーチとあなたが交通事故にあって合宿に参加できなくなったって言われて。心配でメールしても返事がないし、携帯も繋がらないし…。正直練習どころじゃなかったわ」
「ごめんなさい、私のために…」
「合宿の最終日にはいきなり沖先生がいなくなっちゃうし、夕食の後、玲が突然叫び声を上げて倒れたり…。皆で途方にくれていたの。そしたら合宿所に理事長先生から電話があって。で、こっちに戻ってみたら、あなたとコーチが入院してるって言われて青木さんと駆けつけたの」
美貴は苦笑いをしてみせた。
全国中学生剣道大会はもうすぐだ。玲は合宿先から病院に運ばれて療養中だ。しかし今さら参加を取りやめるわけにもいかず、現在選び直した選抜メンバーで猛練習中なのだ。
今日も朝から大量の練習メニューでクタクタだ。
「ね…しよ?」
美貴は患者着をさっと脱がすと、愛花の華奢ですべすべの身体に舌を這わせてゆく。
くちゅっ。くちゅっ…。
室内には湿った音と荒い喘ぎ声だけが続く。
2人はすっかり行為に夢中でつかさのことなど目に入らないようだ。
それを見つめるつかさの胸はズキズキと痛んだ。
朝、自分が清拭した愛花の身体が唾液で汚れていくのを見るのが耐えられなかった。
「じゃあ、あたしはこれで…」
か細い声で囁くと、つかさは後ずさりして出て行った。
ぺちょっ。ぺちょっ。ずずずずず…っ!
愛花のパイパンマンコをわざと汚らしい音を立てて思いっきりすすり上げる。
美貴はしばらくおあずけ状態が続いていたので性欲が溜まっているのだ。久しぶりに味わう愛しい恋人のマン汁の味はまた格別だった。
「あひぃっ! 出ちゃうっ! 出ちゃうよぉっ!!」
腰をがくがくと震わせながら愛花が叫んだ。
「いいのよ…。好きなだけ潮吹いても」
「で、でも…っ。あたしいっぱい出すから…またベッド汚しちゃう…」
「思いっきり逝きなさい。全部飲んであげるから大丈夫」
美貴はニコリと微笑むと、さらに激しい勢いで愛花のマンコを吸い上げた。
ビラビラと肉豆と包皮をいっぺんに甘噛みしながら、口中でガムのようにぐっちゃぐっちゃとこねくり回す。
真樹子によってコラーゲンを注入された愛花のクリトリスは一回り大きくなっており、以前よりも勃起した肉芽のコリコリとした歯触りが楽しめるのが美貴は嬉しかった。
さらに膣口に舌を差し込んでぐりぐりとほじくった。
「おひょっ! あひいいいぃっ!」
ビュッ! プシャッ! プシャッ! ビシャアアッ!!
尿道口がぷくっと開き、潮が吹き出した。断続的に噴出する。
美貴は液体を出す愛らしい穴にぴったり口をつけ、ごくごくと喉を鳴らしながら飲み干していく。
女性のイキ潮は成分が汗に近いので尿と違って楽に飲み干せるのだ。