双子の兄妹-20
「マ、マユっ!」ケンジは我慢できず二人の身体に掛かっていたケットをはぎ取った。そして身体を起こすとマユミに乱暴に覆い被さり、その口を自分の唇で塞いだ。またカチリと歯がぶつかる音がした。
「ん、んんっ!」マユミは一瞬苦しそうに呻いたが、すぐにケンジの濃厚なキスを受け入れ、同じようにその唇を味わい始めた。
ケンジは、キスを続けながら、着衣越しにブラを着けていないマユミの豊かで柔らかい乳房をさすった。「んん……」マユミはまた小さく呻いた。
口を離したケンジは、マユミが身に着けていたシャツをめくりあげ、露わになった乳房を夢中で吸った。
「ああ……、ケン兄!」
ケンジははっとしてマユミから身を離した。
「ご、ごめん、マユ、お、俺、乱暴だよな?」
「平気だよ。大丈夫」マユミはそう言って上気した顔をほころばせた。「きて、ケン兄」
マユミはゆっくりとシャツを脱いだ。露わになったバストが、薄暗い中でも白く浮き上がって見えた。
「マユ……。優しく、するから」ケンジは我慢できない様子で着ていたシャツとハーフパンツを脱ぎ捨て、マユミの身体を抱きしめた。そして彼女の耳元で申し訳なさそうに囁いた。
「マユ、ごめん、実は俺……」
「どうしたの?」
「おまえの下着、盗んだ」
「やっぱり、これあたしのショーツだったんだ。でも何だか嬉しい。気にしないで、ケン兄」マユミはそう言いながらケンジの穿いていた自分のショーツにそっと手を触れさせた。
マユミは躊躇いがちに言った。「あたしの中にきて、ケン兄。お願い」すでにマユミの秘部はしっとりと潤っていた。
ケンジが大きくごくりと唾を飲み込む音が聞こえた。
「……い、いいのか? マユ、お、俺で、いいのか?」
「あなたに抱いて欲しいの。きて、お願い」
自分でショーツを脱ぎ去り、マユミのそれもはぎ取って全裸にしたケンジは、焦ったようにマユミに体重を掛けて覆い被さった。マユミは少し恥じらいながら両脚を少しずつ広げていった。
「マ、マユ……」
マユミは両手で顔を覆っていた。「ケン兄……」
ケンジは身体を起こした。
「マユ、さ、触っても……いいか?」
「……うん。でもそっとね、そっとだよ」マユミはくぐもった声で応えた。
ケンジは、息を止めて、人差し指の先で、初めて見る女性のその部分に触れてみた。いつしか暗い部屋の中でも目が慣れてきて、うっすらと生えそろったマユミの秘毛や、汗ばんだ太股がケンジの目にくっきりと映り込んだ。
彼は、マユミのその大切な場所の合わさった襞を少し開いて、ほんの少し指先をその中に差し入れてみた。
「あっ! ケ、ケン兄」
ケンジはびっくりして手を引っ込めた。「ご、ごめん、い、痛かったか?」
「ううん。違うの、大丈夫、ケン兄続けて……」
ケンジは再び指を、そのぬるぬるした感触の柔らかい粘膜に触れさせて、ゆっくりと上下に動かした。
「マ、マユ……すごいよ……柔らかくて、温かくて……。トロトロしてる……」
「……恥ずかしい……」マユミは顔を覆ったまま小さな声で囁くように言った。
いつしかケンジのペニスははち切れんばかりに大きく、硬くなって、びくびくと脈動を始めていた。先端からも透明な液が漏れている。
マユミは決心したように言った。「ケン兄、あたしの中に、入ってきてもいいよ」
「い、いいのか? マユ、本当に、いいのか?」
マユミは黙って大きく頷いた。
ケンジは最高に怒張した自分の分身を彼女の秘部に宛がった。
「いくよ、マユ」
「きて、きて……」
ケンジのペニスの先端は十分に潤っていた。手で握ったままケンジはそれをマユミの中に挿入し始めた。しかし、そこはひどく狭くて、簡単には先に進んでいかなかった。
「あ、あああ……ケン兄」
「マ、マユ、痛かったら、いつでも言いなよ」
「だ、大丈夫。痛くない。大丈夫」はあはあと荒い呼吸を繰り返しながらマユミは固く目を閉じ絞り出すような声で言った。
ケンジのものは少しずつだが、マユの谷間を押し広げながら中に入っていった。同時にケンジの腰の辺りの疼きはどんどん強くなっていき、限界が目の前に迫ってきた。
ケンジの身体には、いつしか汗がびっしりとこびりついていた。
「マユ、マユっ!」
ケンジは腰をしきりに突き出し、マユミの中に入り込もうと必死になっていた。しかし、途中ひどく狭くなっている所に阻まれ、思うように先に進まないままだった。
「マユ、も、もう俺……」
ケンジは苦しそうに歯を食いしばっている。
マユミはとっさに両手でケンジの腰を捉え、その逞しい大臀筋を鷲づかみにした。
「えっ?! マユ?」
そして、腕に力を込めて、上になったケンジの腰を力任せに自分の秘部に押し付けた。
その途端、ケンジのペニスは、狭い所を無理矢理押し開いたかと思うと、一気にマユミの身体の奥深くまで到達した。
「いっ!」その瞬間、マユミは仰け反り大きくうめき声を上げた。「んんんっ!」
「うあっ!」ケンジも思わず叫んだ。
そしてついに、ケンジは臨界点を超えた。