第二章 媚薬地獄-14
ヌチャ、ヌチ、クチャ、ヌチャ―――
美優の腰が、いっそう慌しさを増してきた。
豊かに実っている胸がブルン、ブルン、と淫猥に揺れ、激しく降りたてられているヒップも、いつしか一度宙に浮きながら叩き込まれてきている。
この慌しさは、自身の絶頂を感じ始めている証だった。
濃艶な裸身がピーンと大きく仰け反り、胸に置かれている手がグッと爪をたてる。
「いっ……いくっ……嫌ッ……いやっ……ああっ!」
美優はいっそう髪を振り乱しながら一心不乱にヒップを叩きつけた。
「あっ、ダメッ! 嫌ッ!!」
短く叫び、絶頂の歓喜を全身で表しながら、美優は腰をガクガクと痙攣させながら動きを止めた。
アクメの瞬間を険しい顔で見ていた大村が、崩れそうになる美優の上半身を自分の胸へ抱き寄せる。
「はっ、ははっ……これはまた、ずいぶんと派手にイッたもんだ」
あまりの激しさに、大村自身も射精を間近に迫られていた。
しかし、二発目をこんなに早く出してしまうと後が続かない。
が故に、それを必死で堪えたのだった。
美優の秘壺が、いまだ絶頂の収縮をつづけている。
埋め込まれたままの肉棒に、その柔らかな秘肉がキュ、キュッと絡みついてくる。
(こ、この女……やればやるほど極上さが増してくるじゃないか……こりゃあ、どうあっても手放せんな)
大村は、わずかに息を切らしながら両手を下に伸ばし、がっしりと美優の豊満なヒップを掴んだ。
その手が、円やかな双方の尻丘をグーッと左右に割っていく。
カメラの前で、恥ずかしい肛門はおろか、グロテスクな肉棒を咥えこんでいる女の急所があられもなく露呈された。
そのような恥辱の姿を撮られているなど、もちろん美優は知るはずもなかった。
「どれ、あんまり時間もないことだし、次は俺がイク番だな……」
カメラの前に十分な痴態を晒し終わると、今度は自身の射精に向かって大村がピストンを開始していく。
上に乗っかっている美優の尻をゆっさゆっさと持ち上げながら、下から懸命に腰を突き上げては燃え上がった膣肉でペニスを摩擦した。
「あ……い、いや……また、また感じちゃう……」
大村の腰の動きに合わせ、自然とヒップに力を込めていく美優。
しばらくして、大村はサッと体位を変えた。
美優の顔をカメラのほうに向け、今度は四つん這いのポーズで後ろから犯し始めた。
単調なストロークだが、ときおり腰をちいさく回転させては微妙な変化をつけていく。
大村が、ピストン運動を続けながら腕を前にまわし、クリトリスをやんわり揉んできた。