第二章 媚薬地獄-11
「ほほう、これはこれは……」
きつく食い付いてくる秘肉を押しのけながら、大村が満面の笑みを浮かべながら指の腹でスリスリと膣の上面を擦りたてていく。
溢れて止まない淫液が、クチャクチャと淫らな音を室内に響かせた。
大村が、ネトネトになった指をいったん引き抜いては、その愛液を尻や太腿に塗りつけ、そして再び奥深くまで挿入しては激しく膣壁を擦りたてる。
「あっ……うっ、ううぅ……んっ……ああぁぁ……」
美優は、いま自分がどんな痴態を晒しているのか、まったく考えられないでいた。
「ふふふっ、だいぶ良い感じになってきたな」
乳房を揉まれ、淫部を弄くられながら、鼻から漏れている甘い泣き声をますます高めていく美優。
大村は、勝ち誇ったような顔で美優が掴んでいるバイブのスイッチをONにした。
そして、それを美優の腕ごと股間のほうへ近づけていった。
「奥さん、こいつを使えばもっと気持ちよくなれるんだからさ、素直に行きましょうや」
掴んだ美優の手を動かしながら、バイブの先端をぽってりと膨らんだ陰唇に押し付けていく。
ヴゥーン、ヴゥーン、ヴゥーン―――
燃え上がっている陰唇を、喜悦的に震わせていく張り型のバイブ。
「い、いやっ……こんな物……こんな物……」
そう言いながらも、美優の手はしっかりとバイブを握り、その先端をクレヴァスに沿って滑らせている。
あまりの悦楽に、頭の中が卑猥な霧で澱んでいくようだった。
大村の添え手は、いつしかそこから離れていた。
(わ、わたし……どうしちゃったの……欲しい……誰でもいいから……ああっ……思いっきり突いてほしい……も、もどかしくて……はああっ……たまんない……)
徐々に強く押し当てられていくバイブから、高速の振動が秘芯に向かってジンジンと流れていく。
間髪いれずに押し寄せてくる愉悦の波。
子宮が振るえ、激しい焦燥感に駆られた。
次から次へと秘芯に送られてくる快美な振動。
それがジワジワと肉体全体へ波及してくる。
美優は上半身をグッと前にのめり込ませながら、もう我慢出来ないといった様子で長大なバイブの先端をズズズッと秘裂の中に埋め込みはじめた。
「ふふっ、実に素晴らしい。これだったら、張元さんにも早くお裾分けしてやれそうだな」
いつしか美優の側を離れ、遠くから清楚妻の変貌ぶりを眺めていた大村が、不気味に笑いながら口角を釣り上げた。