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アンバランス×トリップ
【ファンタジー 官能小説】

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拾い物-5

「ぅ……ゼイ……も……」

 立っているのがやっとのカリーは腰を揺らして挿入を促す。
 ゼインはゴソゴソとズボンを下げ、猛り狂った肉棒を取り出した。
 そして、彼女の下着を横にずらして指を入れ濡れ具合を確かめる。

「……濡れ過ぎだろ……」

 自分から誘っておいて何だが、大した愛撫もしてないのにこれには呆れた。

「んんっ……声……我慢してたら…ぁ…なんか集中しちゃって……っ余計感じちゃった……」

 カリーは顔を赤らめて困ったように言う。
 いつも人をからかってばかりの彼女が、こういう時に見せる顔がゼインは好きだ。
 思わず唇にキスしたくなったが、ここはグッと我慢。

 誤魔化すようにカリーの頬に口づけ、ずらした下着の隙間から肉棒を差し入れて淫口に当てる。
 カリーから流れ出る液体をそれに絡ませて、ゆっくりと挿れていった。

「ふっ……はぁ」

「んんっ」

 包まれる心地よさにゼインの口から溜め息が漏れ、カリーは声を漏らすまいとゼインの首筋に口を押し付ける。
 ゼインもカリーの首筋に唇を落とし、穏やかな愛撫を施しつつ緩やかに腰を動かす。

「は……ぁ……ゼ〜イン?」

 どうやら焦らしているらしいゼインの動きに気づいて、カリーが顔を上げて咎めた。
 するとゼインはクツクツと悪戯っ子のような顔で笑う。
 めったに見せないゼインのその表情は、カリーのお気に入り。
 胸がキュンと鳴るぐらい可愛くて仕方がない。
 そんな事を本人に言ったら怒り狂って放置プレイになるので言えないが、どんなにゼインが可愛いと言われるのが嫌いでも、可愛いものは可愛い。

「んもぅ……」

 カリーは少し反動をつけ、自分から飛び付いてゼインの腰に両脚を絡めた。

「きゃんっ」

「うっ…くぅ」

 ぐぷっと一気に奥まで挿ってカリーの目に火花が飛び散る。

「お……前な……」

 いきなりの行動に不意打ちをくらいながらも、しっかりとカリーを抱えたゼインは仕返しとばかりに腰を突き上げる。

「ん゛っあっあっ」

 ゆさゆさと揺さぶられる度に出入りする肉棒、奧に当たると弾ける快感……カリーはゼインの首にしがみついて押し寄せる絶頂の波に身体を震わせた。


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