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Twin's Story 10 "Cherry Chocolate Time"
【寝とり/寝取られ 官能小説】

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浄化-3


 龍が真雪から身を離した途端、真雪はベッドにうつ伏せになり、わっと泣き崩れた。そして涙で濡れたシーツに顔をこすりつけながら叫んだ。「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!!」
 龍は静かに真雪の側に横たわった。そして背中を優しくさすった。
 「真雪、こっちまで辛くなるよ。もう大丈夫だから。」
 「ごめんなさい、ごめんなさいごめんなさい!」真雪はいつまでも激しくしゃくり上げていた。「龍っ、龍っ、ごめんなさいっ、ごめんなさい!ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!」
 龍は真雪の身体の下に右手を差し込み、横から抱いた。
 「もう、いいよ。わかったよ。一生分のごめんなさいを言うつもり?」
 「龍、あたし、あたし・・・。っ、んっ・・・」ようやく真雪はしゃくり上げながらも顔を横に起こして龍を見た。
 「ひどい顔。俺、いやだな、そんな真雪の顔見るの。切なくなってくる。」
 真雪の目からまた涙が溢れ始めた。
 「よしっ!」龍が上半身を起こした。「シャワー浴びようか。二人で。」
 「え?」
 「そうさ。君がいつか俺を浄化してくれたように、今度は俺が真雪を浄化してあげなきゃ。」
 二人は裸のままショーツの着替えだけ持って一階への階段を降りた。真雪は龍にしっかりと身体を抱かれ、弱々しい足取りだった。健太郎はドアをわずかに開けて、二人の姿を見た。「え?二人とも全裸?ま、また鼻血、出るかも・・・・。」そして静かにドアを閉めた。「何だか龍の方が大人に見えるな。今日は。」
 シャワールームに入ると、龍は真雪をバスチェアーに座らせた。そしてシャワーが適温になったことを確認して、静かに首筋からそれを当てた。
 「熱くない?」
 「うん。丁度いい。」
 龍はしばらく無言で真雪の全身にシャワーをかけ続けた。
 真雪が小さなため息をついた。
 龍は手を止めて言った。「いつ見てもきれいな肌だね。」
 「・・・・・・。」
 龍は手にボディソープを取ると、泡立てて真雪の身体を優しく撫で始めた。
 「もう、鼻血出さないから、俺。」龍は小さく笑った。そして彼女の背中から手を回し、乳房、腹部、そして愛らしい茂みまで丁寧に泡をたてて洗った。真雪はじっとしていた。
 「立って、真雪。」
 「うん。」
 真雪を立たせると、龍は座ったまま真雪の白い脚を上から下まで洗った。
 「龍、あたし何だか、また感じてきちゃった・・・・。」
 「それは嬉しい。俺はいつでもいいよ。でも、その前に、」
 「え?」
 「顔、洗いなよ。もう君の涙は見たくないよ、俺。」
 「うん。ごめんね、龍。」
 龍が真雪の身体にまつわりついたソープの泡をシャワーで洗い流している間に、真雪は洗顔用の石けんで自分の顔をごしごしと洗った。
 「何て乱暴な洗い方!もう大人なんだから、もっと大人らしく優雅に洗いなよ。」龍はそう言ってシャワーのノズルを真雪に手渡した。真雪は少し顔を仰向けて、額からそのシャワーを浴び、ついていた泡を洗い流した。
 「よし、すっかりきれいになった。これでいい?真雪。」
 「ありがとう、龍。あたし・・・・やっと・・・・。」龍の手を握りしめて真雪はようやく笑った。
 「俺も洗うから、真雪は温まってなよ。」
 「洗ってあげようか?」
 「君に洗ってもらうのは、俺が『マユ姉』って呼んでた頃までにしといてよ。」
 「えー、つまんない。」
 「とにかく、今日はいいよ。そこで見てるだけにして。」
 「わかった。」
 真雪は、はあっと一つ大きく息をすると、バスタブの心地よい温かさに身を浸した。
 「真雪、」龍は自分の身体を洗いながら真雪の顔を見た。
 「なに?」
 「さっきはさ、ゴム着けずに君の中に出しちゃったけど、大丈夫なの?」
 「うん。心配しないで、龍、今は安全。」
 「そうか。ごめんね、確かめもしないで。」
 「でも、あたし、今なら龍に妊娠させてもらってもいい・・・。」
 「そ、それはだめだよ。」龍は手を止めて慌てて言った。
 「わかってる。ごめんね。言ってみたかっただけ。大丈夫。」

 しばらくの間、バスルームのドアの前に立っていたマユミは、安心したように小さなため息をついて、ケネスの待つ寝室に入っていった。


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