5月20日-2 「なんていうか…普通だね」 その人の第一声はそれだった。 「普通?…私じゃだめ?」 「いや、そんな事ないよ。ま、立ち話もあれだから」 そう言って、その人は私を車に乗せた。 背中の大きい人だな、と思った。 その人は名前をユウトと名乗った。