温泉旅行道中。恵子の時間 -1
運転手が忠に替ったので、妻の美弥子は助手席に座り、セカンドシートには新司と恵子が座った。瞳はもちろんさっきと同じ席だ。
「あと、1時間半ほどだから、みんな適当に寛いで」
忠はそう言って車を発進させた。
恵子は嫁らしく、姑となる瞳に甲斐甲斐しくしゃべりかけた。瞳はさっきの淫らな行為で、恵子に対する考えが『ただただ可愛いだけの嫁』では無くなってしまったが、それでもいつも自分を気にかけてくれる恵子の事は快く思っている。
それにせっかくの旅行ということもあり、瞳はさっきの事を無理矢理頭から切り離して、取りあえず恵子とのおしゃべりを楽しむことにした。が、実際のところ、瞳の視線は恵子のノーブラの胸と股間の辺りを泳いでいたのだった。
しかし、そんなヒトミの思いを知らない新司は、ソワソワしだして話に割って入ってきた。
「母さん、昨日も寝不足だったんだろ。温泉に着くまでもう少し休んだら」
「そうだったわ、気づかずにゴメンなさい。お義母様、体調を崩すと大変だから少し休んで下さい」
新司の意図に気づいた恵子もそう言って、瞳に少し休むことを勧めた。
「そう?じゃあ、もう少し眠らせてもらうわね」
瞳は優しい嫁の言葉を素直に聞いて目を閉じた。淫らな2人が見守っている中で、しばらくして瞳は「すーすー」と寝息を立てはじめた。
「母さん、寝た?」
新司が恐る恐る声を掛けたが、瞳は寝息を立てたままだった。新司はさらに肩を揺らしたが瞳の様子は変わらない。新司は念のため胸を弄ったが、瞳は起きる気配がない。さらに念を押してスカートの中に手を入れて、下着の上から柔らかな肉スジを擦ったが大丈夫だった。
「やだあ、お母さんのおまんこにそんなことして。チ新司さんのエッチ」
恵子は嬉しそうに言うと、ビデオカメラを手にして新司が瞳のスカートに手を入れているところを撮り始めた。
「ここを触っても起きないところをみると、よっぽど眠たいんだな」
新司は安心してニヤリと笑った。
が、はたしてそうなのか?
いくら眠りが深いと言っても、そんなことをされて起きない女はいないだろう。瞳もバカじゃない。2人がどうして眠れと言ったのかはわかっている。恵子とのおしゃべりをしいてる間も瞳の心は揺れ動いていた。
レストランでは理性を保つ決心をしたが、さっきまでセックスをしていた車内に籠る淫猥な空気に触れると、その理性が揺らぎ、性に対する好奇心が大きくなってきた。
新司と恵子に寝るように言われた時に、瞳は咄嗟に2人の勧めを聞くふりをしてタヌキ寝入りを決め込むことにしたのだ。
本心は新司とセックスがしたくて仕方が無い、しかし新司の幸せのことを一番に考えると、やはり実の母子でのセックスは続けることはできない。その理性と欲望の狭間で揺れた結果、せめて新司のセックスを脳裏に焼き付けて、毎晩の自慰行為のおかずにしたいと思ったのだ。そんな健気な思いで瞳は、新司の陰部に対する刺激に耐えながら、スウスウと寝息を立て続けた。
瞳が起きないことを確認した新司は、人差し指と中指の間に親指を入れてセックスOKのサインを出した。
その卑猥なサインを見た恵子は喜んだ。さっきは自慰行為で絶頂を迎えた恵子だったが、やはりセックスがしたくてウズウズしていたのだ。