温泉旅行道中。美弥子の時間 -5
「恵子ちゃんは後で新司さんにして貰いなさい。早いモン勝ちよ」
美弥子はそう言うと、強引に恵子と入れ替わった。そして
忠のモノを嬉々として掴み、そのまま忠の上に跨ると淫口に導いて一気に腰を落とした。
「ああああん、これよ、これ、いいわあ、いいわあ、あああん」
「お母さん!しっ、しっ!」
恵子は慌てて言って、美弥子の口を抑えた。
「う、うう、う、う、うう」
しばらく車内では美弥子のくぐもった喘ぎ声が響いた。
この時の瞳の状態はどうだったか?
もちろん直ぐ横でセックスをしてるんだから眠ってなんかは居られるはずもない。
実は恵子の『エロ女2号』の回答に3人が声を揃えて『ピンポ〜ン』と言ったときに目が覚めていたのだ。しかし、一般社会と乖離した別次元のエロさにただただ驚愕するばかりで、身動きもできなかったのだ。
まず、瞳は自分の顔を見ながら自慰行為をして喘ぐ美弥子に驚いた。もしかしたら薄眼を開けた時に、美弥子と目があったかもしれないので慌てて目を閉じた。
次に、自らビデオカメラの前に股間をさらして、女性器の名称を連呼する恵子に驚いた。エロさを微塵にも感じさせない清純そうな容姿とのギャップに、瞳は目の前の光景が信じられなかった。
さらに驚愕すべきことが起こった。恵子が実の父親にフェラチオをしだしたことだ。しかも婚約者である息子の新司はそれを容認しているのだ。瞳はクラクラするほどの衝撃を受けた。
(な、なんということ!)
そして、遂に美弥子と忠のセックスが始まった。
瞳も女だ。それも慢性的な欲求不満だ。この状況下でいつまでも驚いてばかりいられない。瞳は好奇心のままに薄眼を開けて車内の痴態を観察しだした。
前の席で美弥子が騎乗位で苦悶の表情を浮かべている。その娘の恵子は喘ぎ声が漏れないように、手で美弥子の口を抑えながら、もう一方の手で自分の股間を弄っている。美弥子の下の忠は、恵子と美弥子の服をたくし上げて、二人の乳首を責めている。二人ともこうなることを想定して、最初からノーブラだったようだ。
興奮した瞳の下着には滲みがどんどん広がってきた。それを自覚した瞳は我慢が出来なくなって、みんなからは見えないように、下着の上から股間に指を這わせてこっそりと刺激を加えだした。
(ああん、もっと激しく弄りたい、ああん)
「ううっ、ううっ、ううううううううううううう」
しばらくすると、恵子に口を抑えられたままの美弥子が絶頂の声を上げた。
「うっ、だ、だめだ、でる、うっ、ううっ、うくくく」
収縮する名器に忠も耐えれなくなって美弥子の中に放出した。
行為の後、例によって美弥子は忠のモノをしゃぶって綺麗にし、恵子は美弥子股間に舌を這わせて、溢れる精子をジュルジュルと吸いだした。
とりあえずエロさを堪能した3人は、服を整えると何事もなかったようにそれぞれの席に戻り、それぞれが満足気に疲労感に浸った。
満足できていないのは、目の前で痴態をつぶさに見ていた瞳と、運転に集中していたその息子だった。車中に籠る牝の匂いと、精液の匂いの漂う中、母と子は悶々としていた。