避妊具タイム-1
ケンジ、マユミ共に16歳、高校二年生。
「なあ、マユ、」
「なあに?ケン兄。」
ケンジとマユミが一線を越えて1ヶ月程経ったある日。ケンジの部屋。
「お、俺さ、今日ゴ、ゴム買ってきたんだけど・・・・。」
「ゴム?あ、避妊具だね。コンドームでしょ?」
ケンジはマユミの顔をしげしげと見て言った。「お、おまえさらっとよく言えるな。恥ずかしくないのか?」
「町中に言いふらしてるわけじゃないし。今はケン兄と二人だけじゃん。」
チョコレートをつまみながら、マユミは笑って言った。
「俺、いっつもお前の中に出してるけどさ、いいのか?それで。」ケンジは申し訳なさそうな表情で言った。
「あたしは全然平気。基礎体温も計ってるし、順調だし、危ない時期はケン兄、ちゃんと我慢してくれてるじゃん。」
「そ、そうだけどさ・・・。」
マユミは手に持ったコーヒーカップを口から離して目を上げた。
「そうか、危ない時でもあたしに入れたいんだ、ケン兄。そうなんだね?」
「ほんとにおまえ、大胆だな。言うことが。」ケンジは赤くなって言った。
「いいよ。やってみようよ。ケン兄。それつけて。」マユミはパジャマを脱ぎ、ケンジのベッドにもぐりこんだ。「きて、ケン兄。」
「う、うん・・・。」
ケンジも下着一枚の姿になって、ベッドに仰向けになったマユミに覆い被さった。
「ケン兄に乗っかられると、とっても気持ちいい。好き、ケン兄。」マユミはそう言ってケンジの首に手を回し、キスをした。
二人は下着越しに秘部を擦りつけ始めた。「あ、ああん・・・。」マユミが甘い喘ぎ声を上げた。
「マユ・・・・。」もう一度ケンジはマユミの口を吸った。そして舌を絡ませながら、マユミの背中に手を回してブラのホックを外した。マユミは自分でブラを手から抜き去り、ケンジの背中に腕を回した。
ケンジの大きな手のひらがマユミの乳房にあてがわれ、ゆっくりとさすり始めた。「あ、ああん・・・。」
ケンジは口を移動させて、乳首を咥えた。そして唇で挟み込んだり、舌で舐めたりした。
マユミの身体はどんどん熱くなっていった。
「マユ、着けてみるから。」ケンジはマユミから身体を離した。
「イく直前に着ければいいんじゃない?出さなければそのままあたしの中に入ってもいいんでしょ?」
「そういうわけじゃなさそうなんだ。」
「え?どういうこと?」
「興奮が増してくると、男は透明で粘り気のある液を出し始めるの、知ってるか?」
「知ってる。ケン兄、おっきくなってる時、先が濡れてるもんね。あれでしょ?」
「そ、そうだ。」
「あたし、咥える前にいつも見てるからわかるよ。」
「そ、そうなんだ・・・。」
「あれ、尿道・・・・えっと、球腺液って言うんだけど、」
「え?なに?」
「だから『尿道球腺液』だよ。別名『カウパー腺液』」
「なんでそんな難しい名前、覚える必要あんの?ケン兄。」
「いいだろ。きょ、興味あるんだよ。」ケンジは赤面した。「あの液の中にも精子が紛れ込むことがあるらしい。」
「そうなの?」
「ああ。だから、興奮してそのまま入れたら、射精しなくても、危ない時期なら妊娠する可能性もあるってわけだ。」
「そっかー。じゃああたしに入る前に、コンドームを着けとかなきゃいけない、ってわけなんだね?」
「そういうこと。」