強姦ショー 1-1
シュウは、じっと神様サイトを覗く。
レイプをしたい気持ちはわかるが、片桐たちに群がる顧客達の欲望を満たすのは大変だ。
どんなに若くても十八歳。
間違えても高校生を捕まえる気はない。
しかし、年齢を偽っている子も多く、上手く約束できたとしても、気づかない振りをして通り過ぎることも多い。
当然、会うとなると写メを欲しがるが、そこは、金で釣り、上手く誤魔化すしかない。
数日と、根気のいる作業だ。
海運倉庫でDVD作成の為に、女を陵辱することもあれば、調教だってあるが、年がら年中そうしているわけではない。
ときに、女を連れ去り、餌付け小屋で、たっぷりと女を甚振り楽しむときもあるが、それも毎日ではない。
シュウは海運倉庫を任せられているのなら、片桐の一番の側近として働ける自分に誇りさえ感じている。
海運倉庫が静かなときは、片桐たちに群がる顧客達の要望にあわせて動くが、思わず片桐の指示に落胆することもある。しかし、これも仕事の一つだ。
すべてを任されて貰えているからこその指示だとシュウは思っている。
それに、毎日、レイプをしたいかと言えば違う。
女を陵辱すると言っても、シュウが指示をだすだけで、見ていることも多い。
今日もハズレかな。
約束場所に行くと、思わず頷きたくなるほどの可愛い女がいた。
年齢は、偽っていないだろう。
間違いなく十八歳であることを直感した。
「よっ!」
声をかけると、女はシュウの顔をじっと見ると笑った。
「思ったより格好いいじゃん。すっごいブサメンならどうしようかと思った。だって、写メくれないんだもん」
内心、証拠になるようなものを送れるかと思いながら、「家出なの?」と聞くと、「うん」と言った。
「親と喧嘩でもしたの?」
「だって、うるさいんだもん。私の友達なんて、大学行って遊んでばかりなのに、私は全部不合格。なんで、私だけが働かなくちゃいけないのよ。お小遣いぐらいくれてもいいのにさ。友達なんて、まだお小遣い貰っているよ」
思わず苦笑いが浮かぶ。
色々な女を騙し連れ去るが、今は、こんな女ばかりなのか。
だから若い女は嫌いだと思いながらも、しっかりとした若い女を騙し連れ去るのは難しい。
「家出、初めてしたんだって」
「うん、頭にきて飛び出しちゃった。ね、家に泊めてくれるんでしょう」
呆れるほど、まったく危機感を感じていない。
まだ、俺は二十代だが、この女の甘えきった違和感はなんなんだ。ふと思い出す大学時代。確かに親に甘えている奴も多かったが、バイトをしている奴だって珍しくなかった。
苦学して、なんとかして卒業しようと頑張っている奴もいた。
俺は大学を中退したから、あまり偉そうなことは言えないが。
「お腹空いたな」
「なに食べたい?」
「うーん」
「本当にセックスさせてくれるの?」
「お金くれたらね」
「今まで、何人とセックスしたの」
「まだ二人」
「嘘言えよ。そんな可愛い顔して」
「本当だってば」
シュウは女が食べたいと言った料理店に案内すると、好きなだけ食べさせた。
「もう昨日から、なにも食べてなくて、死んじゃうかと思った」
シュウは女の談笑に付き合いながら大当たりだと内心喜んだ。
片桐たちに群がる顧客達が求めているのは、好きに弄べる女だ。
ソフトSMを楽しみたければ、陵辱もレイプだってしたいと言っている。
一方的に縛りつけて遊ぶだけなら、性格なんて関係ないが、弄びたいとなると、それなりの可愛い言葉遣いがいる。
もう一つ大きな条件は、まだ処女に近い女だ。
片桐たちに群がる顧客達の中には、結婚して子供がいる者もいる。
自分と同い年の娘を犯して、なにが楽しいのかと、シュウは理解に苦しむことがある。
「ちょっとトイレに行ってくるよ」
シュウは女に言うと、片桐たちに群がる顧客達に連絡を入れた。
それっぽく見えるマンションの一室を用意しているなら、当然、防音だ。
数人に連絡するだけで、後は勝手に、話しが伝達していく。
顧客同士の連絡網があるお陰で楽だ。
同じ嗜好をもった者達同士で、情報交換をしている。
初日の今日は、大入りになるだろう。
ま、一週間が限界かな。
「お待たせ」
シュウがトイレから出てくると、女は、「もうお腹一杯」と笑った。
これだけ素直な性格なら、片桐たちに群がる顧客達に、たっぷりと可愛がって貰えることだろう。
「早く行こうぜ」
「もう?」
「楽しませてくれたっていいだろう」
女は、なにも不審がる様子もなく、シュウに付いてくる。
「凄いマンションじゃない」
「心配しなくても金はあるぜ」
「うん」
「一週間ほど泊まっていけよ。その代わりさ」
「わかっているって」
屈託ない笑みが、泣き顔になると思うだけで、もう少し警戒心があればいいのにと思う。
シュウは部屋に女を招きいれた。
「凄い」
「金には不自由してないぜ」
「わかっているってば」
「さ、楽しませて貰おうか」
シュウは女の肩を抱くと、寝室に招き入れる振りをした。