旅行-1
いよいよ今日は温泉旅行・・・・待ち合わせの事務所に行く前にガソリンスタンドの入り口で真奈美と会った「おはよー」と言うと真奈美が静かにに「おはようございます」と答えた。
真奈美はちょっと気が弱くって口数が少ないが可愛いくって感じがいい、「ちょっとおくれちゃったかな・・・」
「いえ、大丈夫だとおもいますよ」なんて会話をしながら階段を上がった。
部屋にはいると、皆が揃っていたのでびっくりし
「お店の方で真奈美ちゃんと会ってー」と言い訳をしながら部屋にはいった。
目ざとく政を見つけ、どきっとしたとき、三木課長が
「じゃー全員そろったね」と言いながら、全員に集合をかけた。
政に目で合図をすると、皆に気付かれないように手を小さく振っきた、そんな可愛い政の行動が大好きだ。
温泉は車で1時間30分ぐらいにあり三木課長車の運転で移動だ、もちろん運転は三木課長。
三木課長は40代前半去年アルバイトの28歳の女性と結婚していてまだ子供はいない、今回のメンバーは大学生の美由紀、可愛いルックスだが、ちょっと意地悪なところがあるが、同性の強い人間についていくのがうまい。
人妻の幸代こちらはとにかく色っぽい自分もそれに気付いていていつも大きな胸を強調した服を好んで着ているようだった。私と主婦同士でとても仲がよい・・・
大学生の千佳、千佳は元気で活発な子だ、小学校から水泳をしているようで、地元では可なり有名な選手のようだ。
男性陣は真吾君・・・背が高くてとってもかっこいいし頭もいい長身の男の子・・・そして政・・・言う必要がないかも知れないが、ちょっと優柔不断だが・・・とても思いやりがあって優しい子だ。
以上仲のよい8人がメンバーだった・・・
温泉宿はやはりあの社長らしく寂れていて、宿泊客も少なそうだったがとても楽しみな一日だった、車内は盛り上がりとても楽しい移動政とも触れ合えた・・・
到着も14時とちょっと早めの到着だったので、近くを観光して16時頃まで時間をつぶすことにして8人で観光地を散歩することにした。
最初は全員で散歩していたが、だんだんと皆が興味を持つことが違ったりお店に入ったりしたので温泉宿に16時集合ときめて自然に別れて・・・私は、政と二人になった。
温泉街のメインストリートはお土産などを求める人がまばらにいたが・・・
政といるだけでとっても幸福だ、 しばらく二人でお土産を探した・・・
私には買うものがなかったが。政が一生懸命お土産を探していた、ただ・・・
彼女の土産だなと感ずき、ちょっと嫉妬したが真剣な顔を横から見ているととてもキュートだ・・・
政は可愛いブレスレットを購入しそうだったので・・・
「彼女へのプレゼント」と冷やかしてみたが・・・
私も同じものが欲しいと思う、 「こっちの色の方が良いよ」と違うものを差し出した。
政は素直に受け取り代金の支払いをした。
土産屋を出てちょっと歩くと、「トイレ行ってくる。政 待ってて」とさっきまでいた土産屋へ走って戻って、
政が選んでいたものを手に取りすばやく会計をすませ、開封してもらってその場で腕につけ、急いで帰ると政が「うんこ?」と子供のようなことを言うので「まったく子供みたいなこというねー」といいながら頭を叩いてあげた。
その時政もブレスレットに気がついたようだったりので・・・
「私も気に入ってね」と短く答えた。
そして私たちは手をつないだ・・・・
16時10分頃に温泉宿に着くと、全員そろっていて私たちが最後のようだった。
「おっー二人でどこ行ってたんだー」と三木課長に散々からかわれたが、全然気にならず・・・
逆にうれしい気持ちになり、私は「子守り」と笑いながら答えた。
8人全員チェックインをすると男女別々の部屋を隣どうしで準備され宴会がしたいので、食事は女性の部屋で食べたいとリクエストしそれぞれ部屋へ入った。
部屋は多少古いが風情があって好感がもてた、17時からお風呂で18時から宴会の予定となった。
女性陣皆で着替えていると幸代が「政輝君とどこいってたのー」と言ってきた、
「うーーん・・な・い・しょ・・・」とわざと答えてやった・・・
「まさか・・・ホテルとか行ったとかー」とにやけている。
「想像にまかせるわ」と言うと、美由紀が話しに入ってきて「真里さんやるー」と言うので・・・
「ははは・・・」と幸代と笑った・・・
部屋の奥では千佳と真奈美が着替えていたが、千佳が「私も政輝さんいいなーって思ってたのにー」とわざとふてくされた顔をしていた。
着替え終わると皆で温泉に向かう為に、部屋を出ると偶然女性陣と廊下で出くわした。
皆浴に着替えた政もやっぱり可愛いな・・・って思ってみてたら、
政の視線を感じた・・・
政の視線にきゅんとしたが、わざと気付かないふりをした。