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王様じゃんけん
【幼馴染 官能小説】

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キングサイズのベッドの上で<後編>-8

「気持ちいいよ…… 姉ちゃん…………」
「んんっ…… はぁっ…………」

隆の言葉に私の身体が反応する。

ひとりでしている時は、文字通り独りよがりに自らの快楽だけを求めてはずが、
こうして二人で身体を合わせていると、
相手が気持ちよくなるたび、
自分もまた気持ち良くなるものなんだと思い知らされる。

「ね、ねぇ? その…… ずっとこのままでいいの?」
「うん? 何が?」
「そ、その………… 普通は体位変えたりするんじゃ…………」
「ああ、でも今日はこのまま姉ちゃんの顔を見たまましていたいんだ…………」

半分は本当にそう思ってくれているのだろうけれど、
もう半分はおそらく私の身体を気遣っての事なんだろう。

昔から隆はそういう子で、そんな隆を私はずっと好きなのだからわかる。

「隆………… 好き…………」
「んっ…… 俺も………… 姉ちゃんが大好きだよ…………」
「やだっ」
「え?」
「姉ちゃんじゃなくて………… さっきみたいにその…………」

口籠もる私を見て、照れくさそうに頭を掻く隆。
私もまたつい横を向いてしまうも、

「夏樹………… 大好きだよ? 夏樹……」

ふとそんな隆の声が耳に届いては、
思わず胸の奥から愛おしさが込み上げた。

弟のように幼い頃からずっと一緒だった隆。
そう言えばいつからか「夏樹姉ちゃん」と呼ばせたのも私だった気がする。

「あっ…… やべ………… 俺もう無理かもっ…………」
「んっ…… いいよ? 全部私にちょうだい?」
「え? でも…… ど、どこに出せば…………」
「いいの………… このまま中に………… 隆の全部欲しいの…………」

そう言って私が隆の背中をギュッと抱きしめると、
思いのほか耐えきれぬ様子の隆は、
少し激しく腰を振りはじめた。

「ホントに………… 俺もうっ……」
「んっ…… 来て?」
「な、夏樹っ………… くっ………… イクっ………… 」

深く腰を突き出しては、私の子宮に勢いよく熱い精子を浴びせる隆。
初めてのその感触に私は思わず身震いしながらも、
わずかながら絶頂に似た感覚を憶えていた。

荒い息を整えながら、そっと私へと優しく唇を重ねる隆。
私の身体は痛みなどとっくに消え失せ、
ただ隆の身体に包まれている事に、この上ない悦びを感じていた。


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