キングサイズのベッドの上で<後編>-2
「んっ…… はぁっ…………」
首筋に隆の熱い舌先を感じるたび、
無意識に唇から嬌声が漏れはじめる私。
ゆっくりと撫でるように身体をまさぐられては、
大きな手のひらで乳房を優しく揉まれるたび、
いつも以上に敏感な私の身体が、
恥ずかしいほどにビクビクと痙攣していくのがわかる。
「隆っ…… あっ………… んんっ………… やっ……」
あれほど緊張に身を固くしていたはずの身体が、
火照りと共にみるみるほぐされていく。
目を閉じ感じるがままにその身をよじり、
いつしか吐息も荒ぶりはじめた頃、
ふと、硬く突起した私の乳首に、隆の熱い舌先が絡みついた。
「はぁっ……」
思わず大きな声をあげては、ビクンと大きく背中を反らせてしまう私。
舌先で何度も舐め回したかと思うと、
優しく唇で挟み込み、引っ張るように軽く吸い上げる隆。
片側もまた、執拗なまでに指先で責め立てられており、
私はその刺激にすっかり身悶えていた。
「んっ…… そんな激しくしちゃ………… あっ…… んんっ……」
きつくシーツを握りしめながら、
自然と拡がる私の足の間に、
少しずつ隆の右手が移動していくのがわかる。
「あっ…… やっ………… だ、だめ…………」
思わず私がその手を咎めようとした瞬間、
ふと、隆と目が合ってしまう。
「…………駄目?」
にっこりと微笑みながら小首を傾げる隆。
私はキュッと下唇を噛むと、少しの間隆を見つめては、
無言で首を左右に振った。
「んっ…… はぁっ…………」
隆の太い指がゆっくりと私の秘部に触れていく。
軽く押し込まれると、指全体が簡単に沈んでしまうくらい、
すでに恥ずかしいくらいに濡れている筈なのに、
隆に触られているのだと意識すればするほど、
私の身体はいっそう熱く火照り上がってしまっては、
これでもかと言わんばかりにさらに奥から密が溢れ出してくるのがわかる。