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雑踏の片隅で
【その他 官能小説】

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パンドラの匣-9

「うっ、うぐ……太いッ……あッ! ああ〜〜〜ッ!」

 俺のものが、ユイの体内にずっぷりとはまり込んだ。
 あれから、ユイをさらうように俺の部屋に連れ込み、話もせずにベッドに押し倒した。
 誘ったのは、この女のほうだ。
 しかも、この女が生意気にももったいぶるから、俺も抑えが効かなくなっていた。
 ユイは、抵抗もせずに押し倒されるがままだ。
 押し倒してスカートをまくり、水色のショーツだけ剥がした。
 乱暴に脱がせたので、そのショーツがまだユイの膝のあたりに片足だけ引っかかったままだ。
 
 ユイの股間は、既に十分に湿り濡れていた。恥毛は、結構濃い方だろうか。
 前戯もそこそこに、ゴムを素早くつけて、突っ込んでやったのだ。
 キツさを感じたが、ズルリと奥まで入った。
 入った時には、ユイの口が大きく開き、喘いでいた。
 その声には、俺に無理やり押し入られた苦しさと、微妙な快感が入り乱れている響きがある。
 
 俺は奥まで入れ込むと、少々落ち着いて、ユイの反応を見る余裕がわずかに出来た。
 客観的に見ると、レイプ犯が無理やり、学生を犯しているような、そんな光景に見えるかもしれない。
 ユイの小麦色の脚はだらしなく俺の横に広げられて、体は何もかも諦めてしまったかのように脱力してしまっている。
 何をしてもいいと言ったのは、この女だった。望み通り、そうした。
 そして、そうされたユイは、苦しさから抜けだして快感の割合が高くなっているようだ。
 ”いい声”を出していた。
 キツくて動きにくかった肉路が、徐々に潤ってスムーズに動けるようになった。

「おい、ユイ、いいか?」
「ああ、ああッ、太いぃ、太い、です……動かれると、もうダメ、です」
「何が、ダメなんだ?」
「つああッ、すっごい、中が、擦れて、もう、イキそ……」
「おい、はええよ。まだ挿れたばかりだろ? あんなにキツそうだったのに」

 ゆっくり動いてたスピードを早く、激しくしてやった。
 俺は腕立て伏せをやるように、ユイの肩の脇に手をついて、腰を彼女の股間に押し付けるように動かした。何度かそれをすると、ユイの声が高く大きくなった。


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