パンドラの匣-7
その広いトイレの中で、俺はパンツを下ろして、その硬直をユイの前に晒していた。
ユイは服を脱いだりはしていない。
ただ、しゃがんで、俺の硬直をまじまじと見つめていた。
その表情には、羞恥と驚きが入り混じっていた。
「すごい……こんなカチカチにして、おへそについちゃいそうですね……」
俺は何も言わなかった。彼女が何を考えて俺を誘ったのか、見極めようという気になった。
それに、俺のものがこうなってしまったのは、ユイに責任があるのだ。
その責任はとってもらおうと思った。
ユイの小さな指が、おずおずと俺の幹の部分に触れた。
人差し指と親指で挟んで、硬さや太さを確かめているように見える。
やがて、挟む指の本数を増やして、上下に軽く扱き始めた。
「うわ、これ、わたしの手じゃ握りきれませんね……こんなに太いなんて」
ユイは俺のものを見て動揺しているように見えない。
経験は皆無ではないのだろう。一見、普通の真面目そうな高校生だ。男遊びをするようには見えない。
何か不思議なものでも見るように、俺の顔と俺のものを見比べている。
「ユウジさん……気持ちいいですか?」
「もう少し、強くやってくれよ。あと、口も使ってくれ」
「口も、ですか……わがままなんですね」
ユイは俺のものに顔を近づけてくる。
あどけなさの残るその表情が少しづつ女の顔に見えてきた。
ユイが俺のものを扱きつつ、その幹に唇をつけた。その行動に、ためらいが無い。
唇をつけると、舌を出して俺の全体を舐めた。
ソフトな感触だが、俺にジワジワと快感が蓄積される。
思えば、こんなことを彼女が俺にする義理は何もないのである。
ユイが手を使い、小さな唇を開き、俺に奉仕している。唇から、ユイの息遣いが伝わってくる。
彼女の技術は下手ではないが、男に手馴れている女がするものには及んでいない気がした。
俺がユイの頭を掴んだ。暗に、俺のものを咥えろと迫っていた。
ユイがおずおずと、先端に唇をつけると、少しづつ俺のものを飲み込もうとしている。
彼女は目をつぶっていた。小さな口では、なかなか咥えることが出来ないのかもしれない。
俺は、強引に彼女の頭を抱えて、小さな口にねじ込もうとした。