パンドラの匣-10
「だめ、もう、いく。イキますぅ……ああっ、あああっ……！」
ユイの体がガクンガクンと震えた。
まだ大した時間も経っていないのに、あっけなくユイが達してしまっていた。
こんな学生が、どこで遊んで中イキ覚えたんだか。
俺はさっさと達したユイに、何故だか少し苛ついて、乱暴な気分になっていた。
「おい、さっさとイッてんじゃないぞ。俺は、まだなんだからな」
「あっ……駄目ぇ、まだ、動かさないでェ……」
ユイの言葉を無視して、俺は大きく動いた。ユイが、動きに合わせて、妖しく啼いた。
動く度に豊乳が制服の上からゆさゆさと揺れた。
乱暴に制服をめくり、シンプルなブラを上にずらした。
ボロリとユイの乳房がこぼれてきた。白くて、掌では収めきれないような大きさがある。
大きさに反比例するような薄紅色の控えめな乳輪に、乳首がピンと勃っている。
ユイの脚を肩に担いで、両手で弾力のあるその乳房を乳首ごと鷲掴みにした。
「突いてェ……もっと、メチャメチャにしてぇ……！」
ユイが乳房を揉みしだく俺の手に触れながら、もっとやれと俺に下品に懇願した。
どこか眠そうでいて、何かを企んでいるような狡猾な瞳が、今は快感を貪り完全にメスの瞳になってしまっていた。
俺は繋がったまま、体をユイの背中に回りこませ、ユイの片足を抱えながら突いてやった。後側位というやつだ。
後ろから突きながら、手を股間に回して、彼女の濃い目の陰毛を弄る。
そこに隠れているぷっくり膨れた肉豆を摘んだ。摘んだ指に、少し力を入れた瞬間にまたユイが声を上げた。
「うあああッ！ そこ、だめェ……！ いくうううッ！！」
俺はどこかのタガが外れてしまっているのか、ユイの体内から快感を受けつつも、まだ発射していない。
ユイの小柄な体を抱き上げている。ユイは俺の首に掴まり、しがみついていた。
そのまま硬直を彼女の中に挿れて、抱えたまま腰の動きでユイを揺さぶっていた。
駅弁ファック。
普段、こういう奇抜な体位はしないのだが、今日の俺はどこかおかしくなっている。
この小柄な娘を、追い込み続けていた。
ユイは振り子のように揺れながら、断続的に悲鳴ともなんともつかないような声を上げている。
「なあ、ユイ、もう、お前何回イッたんだよ？ ああ？」
「ああ、おおお……おおぁ……あああ」
ほとんどユイは正気を失っている。それでいて、俺にしがみついて、まだ快感を貪っていた。
パシンパシンと、俺のものをユイが体内に深く受け入れて擦れる音が響いていた。
ユイの体がまたプルプルと震えてきた。またもや、彼女の絶頂の時が近づいてきている。
ユイの震えが合図になったかのように、俺にも溜まりに溜まったものが急にこみ上げてきた。
「おい、ユイ、イクぞ……」
「ああ、あああぁ……また、いく……またイク……イクイクぅうううぅぅぅ！」
俺の硬直が、ユイの中に深く刺さって、何度も何度も弾けていた。
ユイもまた俺の首を掴んでしがみついたまま、空中で体を震わせて、達していた。
もはやメスの顔になっているユイの表情と、震える白い乳房を艶かしく思いながら、俺は彼女を抱えながら快感に浸った。