2-3
メグの右足が微かに震え始める。
俺の頭を支えにしてなんとかバランスを取ろうとしているものの、立っているのがやっとみたいだ。
蜜壷からクリトリスのわきへと、舌を尖らせ何度も往復する。
しかし、直接クリトリスには触れないようにそれの周辺をツツ、と器用に舌を這わす。
「あっ……あん……ん……!」
メグは、手の甲を噛んで声を押し殺しているけれど、我慢すればするほど俺はもっと鳴かせたくなる。
俺は舌をそっと離すとゆっくり指を秘所に入れて優しくかき混ぜた。
「メグ……、ここ、トロトロになってる……。ほら、すげぇ音すんだろ」
グチュ、ニチュ、と粘りのある水音に、メグの太ももがキュッと締まった。
「あっ、やだ……、ああっ……そん……なに……音……立てないで……」
メグは真っ赤な顔で首を横に振るけれど、身体はやはり正直で、刺激を求めるべく腰が無意識のうちに少し動き始めていた。
膣の中に中指を入れ、親指で陰核を圧迫しながら、メグの太ももに吸い付いて赤い印を次々につけていく。
「やっ、陽介……! あんっ! ああっ……あた……し明日……プール……」
そういや友達とプールに行くなんて話していたな。
でも、太ももの内側についた淫らな印はもう消えないだろう。
「……浮気防止だよ」
さっきまで羽衣にヤらしいことをしてきた俺が、どの面下げてこんなこと言えるのか、考えただけで笑ってしまう。
でも、俺エラいよな?
大事な友達のため、そして彼女のため、一線を越えずにこらえたんだから。
「メグ……好きだ」
そう、俺が愛しているのは羽衣ではない、メグなんだ。
そう改めて自覚すると、息を切らしたメグが、
「陽介、あたしも気持ちよくしてあげたい……」
と、俺の肩から脚を下ろしてしゃがみ込んだ。
その言葉に、すくっと立ち上がる俺。
メグの前に仁王立ちになった俺のベルトを、覚束ない手つきでゆっくり緩めていく彼女。
そしてジーンズと黒いボクサーパンツをゆっくり下ろすと、メグはためらいもなくそれを口に含みだした。
「……うっ」
さっきの羽衣の乱れた姿を思い出し、メグの喘ぐ姿を目の前で見て。
もはや俺のモノは爆発寸前の所まできていた。