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どうやらそれは羽衣も同じだったようで、広瀬との熱いキスで身体が疼いてきたのか、腰をくねらせ始めている。
ああ、あてられちゃうねえ。
「広瀬ー、羽衣が触って欲しいって身体くねらせてるぞ」
俺は冷やかした口調でそう広瀬を煽ってやった。
もはやそんな俺の冷やかしなんぞ耳に入っていない羽衣は、さっきとは打って変わって、閉じ気味だった脚を無意識のうちに開いて、広瀬の愛撫を待っていた。
それに応えるように、広瀬の手が、胸をなぞり、臍を撫で、再びクレバスに到達すると彼女の秘所をクチクチとかき回し始めた。
激しく動く広瀬の右手。
それに合わせて粘りのある水音が部屋に響く。
「ああんっ、あっ……」
苦しそうに眉を潜める羽衣。
淫らな声が上がるけれど、どことなく少し痛そうにも見える。
あー、やっぱりコイツはまだダメか。
俺は広瀬の身体を押し退けると、
「お前さ、激しく動かせばいいってもんじゃないぞ」
と言って、広瀬にニヤリと笑いかけた。
俺が先に羽衣をイかせてやる。
そう思い、俺は羽衣の身体に覆い被さった。
「じゃあ、どうやんだよ」
憮然とした広瀬の声が俺の頭に振ってくる。
教えてやるよ、女ってどんな風に抱かれたがっているのかを。
「まず指先に愛液をつけて滑りをよくするんだ」
俺はそう言ってから羽衣に再びキスをした。
上唇をついばんで、下唇をついばんで、焦らすようにゆっくり舌を入れていく。
それをゆっくりゆっくり首筋に下ろし、鎖骨をなぞり、白い乳房に這わせる。
乳首を舌の上で転がしたり、時には甘噛みしてやりながら、右手は羽衣の脚の間へと伸ばしていく。
有り得ないほど濡れていた羽衣の秘所は、俺の中指が侵入していくと、中でキュッと締め付けた。
「んっ、あっ、ああっ……!」
「で、クリトリスにそれを塗りたくる」
「やっ……!」
「クリはすげー敏感だから、触れるか触れないかぐらいの強さでそっと触ってやれ。舐める時も同様な。とにかく優しくだ」
俺はギンギンに固くなったクリトリスをそっと撫で上げた。
円を描くように、時に弾くように、チュクチュクと淫らな音をわざと立てながら。
「はっ……ん、んあっ、……あんっ!」
羽衣の淫らな声がどんどん大きくなっていく。
ヤバい、俺もこのままじゃ……!