夢の中でも女王様-1
「夏樹姉ちゃん！ 久しぶりに『王様じゃんけん』しようぜ！？」
「な、なによ藪から棒に……」
「だって最近全然してないし………… このままじゃタイトルに偽りありだろ？」
「そうですよ？ ユイだって姉様に命令したいこといっぱいあるんですから…………」
「え！？ ユイちゃん？ どうしてここにっ そもそもなんでユイちゃんが『王様じゃんけん』を…………」
「もうっ 細かい事はいいじゃないですか？ いきますよ……」
「えっ ちょ…………」
「「王様じゃんけん！？ じゃんけんほいっ！！！」」
「わーい！ ユイが王様だぁ♪ さあさあ、どっちが下僕になるのですか？」
「ちくしょ〜 負けねぇからな姉ちゃん！」
「な、何よ下僕って…… ねぇ？ ちょっと…………」
「いくよ姉ちゃん？ 王様じゃんけん！？ じゃんけんほい！！！」
「よっしゃー！！！ 辛うじて俺は家来だな！」
「あは、そんなわけで姉様が下僕に決定です〜」
「ふえぇ？ な、何がどうなっているのよ？？？」
「さあ家来隆よ！ まずは姉様………… じゃなくて下僕夏樹の手を後ろで縛るのじゃ！」
「了解です王様！」
「ちょっ…… た、隆あんた何を………… やっ…… うそっ…… やんっ…………」
「いい格好ですよ？ 姉様♪ ついでにこれで目隠しを…………」
「仰せのままに…………」
「ちょ………… 隆っ こらっ！ ユイもっ…… やっ、真っ暗で何も見えないっ」
「ふふ、そんなに暴れないで下さい？ ほら…… こうして足を拡げて…………」
「え？ やっ…… ちょっと待っ…… んんっ……」