母娘で事後処理-2
「はじめまして、大野新司と申します。今日はお招きいただいてありがとうございます」
新司は低調に頭を下げた。
「恵子の母の美弥子です。今日はワザワザお越しいただいてすみません」
「えええっ!お、お義母さまですか!」
「ええ、そうですよ。どうしました?」
驚く新司に、美弥子は首を少し傾げながらにこやかに微笑んだ。
(わ、若い、40代には見えない、そ、それに…)
吃驚した新司は改めてまじまじと美弥子を観察した。当然ながら新司の目は美弥子の胸元で止まった。どう見てもノーブラ。どう見ても今の今まで弄られてたように、乳首がツンと硬くなってるように見える。そしてその妖艶な涙目をした表情は、恵子が絶頂を迎えた時の上気した顔に似ていた。
「エ、エロい、じゃなかった、わ、若いですね。あまりにも若いからお姉さんかと思いました」
「まあ、お上手ですね」
「いえいえ、とても親子に見えません。どう見ても姉妹です」
新司の視線が美弥子と恵子の胸元から太ももまで交互に舐めた。
「恵子ちゃん、とっても感じのいい方じゃないの」
美弥子は素直に喜んだ。それもそのはず、褒められたこともそうだが、思っていた以上に新司が美弥子好みのイケメンだったからだ。イケメンに褒められると嬉しい。早速美弥子の下半身が疼きだした。
「そうでしょそうでしょ、ステキでしょ」
新司を褒められた恵子は、さっきまでの不機嫌さが直った。
「そうそう、新司さん、ごめんなさい。夫の忠だけど急な仕事が入って出かけちゃったのよ。夕食には戻るから今日は一緒に食べて下さいね」
「そうですか、じゃあ遠慮なくいただいて帰りますね」
新司は、父親との緊張の対面が先延ばしになってホッとしたのと、このエロい母親を父親に遠慮なくジロジロと見れることができるので嬉しくなった。
「さあ、どうぞ遠慮なく入って入って」
美弥子はそう言うと、自分が先に進んで新司をリビングに案内した。リビングに向かう間、早速新司の視線は美弥子の尻とミニスカートから出ている太ももに注がれた。
(ん?ま、まさか…)
この時の新司の目に、さっき駅の階段で見た恵子の太ももと同じ現象が見えたのだ。廊下が暗いので見間違いかと思った新司が、さらに目を凝らそうとした時に、恵子の体が間に割り込んだ。
「あっ、お母さん、新司さんはあたしに任せてそのままキッチンに行ってくれる。あたしも直ぐに行くから」
新司の視線に気づいた恵子は、美弥子の太ももを新司から隠すようにして言った。
「もう、何よ恵子ちゃん。せっかくステキなお客様なのに」
口調は軽かったが、心底そう思いながらが美弥子が振りかえると、恵子は意味ありげに目線を美弥子の太ももに移してアイコンタクトを送った。美弥子にはその会い図で十分だった。
「そ、そうね、お茶の支度をするから新司さんをお願いするわね」
美弥子は足早にキッチンへと向かった。
「ふぅ」
美弥子を見送った恵子は小さなため息をつくと、新司をリビングに案内した。
「新司さん、直ぐに戻るからソファで寛いでいてね」
恵子は美弥子の様子を見るために、キッチンへと向かった。