桃色遊戯-6
ミチはぐったりと体を横たえたまま、恥ずかしそうに顔を隠した。
「かわいかったよ、ミチ」
「うん、すごかったね。いくときの顔、めちゃめちゃ可愛かった」
「……もう、ほんとにびっくりしたんだからねっ」
わたしたちの言葉に、ミチは照れたような怒ったような顔でうつむく。
ああ、どうしよう。
平静を装いながら、わたしは自分の中にある興奮と熱い塊を持て余していた。あんな格好をみせられてしまったからか、身体の中の疼きが止まらない。それをごまかすようにして、目立たないように太ももを擦り合わせて耐える。わたしの妙な動きに、ほかの3人の視線が集まる。
そのとき、サヤカの手がわたしのお尻に触れた。思わず体が跳ねる。
「やだ、何するの……」
「恥ずかしがることないのに……ねえ、ユカリもやってほしそうなんだけど」
ほら、と言ってサヤカはわたしのセーターを捲りあげて、尖った乳首をぎゅっとつまんだ。力が抜ける。その場に崩れるように座り込む。
「あ……」
「ふふ、素直に言えばいいのに。やってほしいって」
ナツミがあの意地悪な目を今度はわたしの方へと向ける。次々と洋服が脱がされていく。目を閉じる。誰かの唇が乳首に吸い付く。ああ、もう……
みんなの細い指が、やわらかな舌が、わたしの身体中を凌辱していく。
そのあまりにも甘やかな感覚が、わたしの芯を蕩けさせる。
女の子だけの秘密のお遊びは、まだまだ終わりそうもない。
(おわり)