女王様の命令は絶対です <後編>-1
「んっ…… 姉様っ!? はぁっ…… 夢みたいですっ…………」
互いの陰部を刺激しあいながら、
何度も唇を重ねる私とユイ。
優しく甘噛みしながら、どちらともなく唇を割ったかと思うと、
卑猥な音を立てながらねっとりと絡み合う二人の舌先。
すっかり快楽の渦に溺れてしまった様子の私たちは、
その甘美な戯れにひとしきりの時間を注ぐと、
互いの反応を意識しながら、次第に指の動きを速めていった。
「あっ…… ユイちゃんの中………… んっ…… 熱くなってきた…………」
「んんっ…… もっと………… もっと掻き回してくださいっ」
「……こう? それとも…………」
「はぁっ…… そこっ………… 姉様っ そこですっ」
仰向けに寝る私の上で、ユイの身体がビクンと跳ねる。
脈打つように何度も小刻みに身体を震わせながら、
キュッと唇を噛みしめ、今にも泣き出しそうな顔で私を見つめるユイ。
「も、もうっ…… んっ…… 限界ですっ………… 姉様っ…… ユイはもう…………」
そう言ってユイは、おもむろに私のクリトリスを二本の指で摘み上げると、
まるで自らの快楽を伝えるように、激しく小刻みにそれを震わせた。
「やっ…… 待って…… んんっ………… そ、そんなに激しくしちゃ…………」
まるでそこを中心に、身体の感覚がストンと抜け落ちるようなこの感覚。
つま先に力が入り、腰が無意識に浮き上がったかと思うと、
荒い息を押し殺すように自らの意志で息を止める私。
「ユイちゃ………… んっ やっ…… ユイっ い、一緒にっ…………」
「はぁっ…… 姉様っ………… ユイもっ………… い、イクっ…………」
どちらが先になんて憶えていない。
気がつけば私たちは震える身体を寄せ合い、
手をきつく握りしめたまま、
この上ない女の悦びへとその身を委ねていた。