妄想とリアル-3
「お……願い、広瀬」
「ん?」
「クリをめちゃくちゃに擦って!
あたし、イきたくて死んじゃう!」
あたしが涙ながらにそうおねだりすると、広瀬は後ろからあたしに深いキスをした。
「ははっ、わかった。すぐにイかせてやるから」
無邪気に笑うくせに、その動きは痒いところに手が届くといった言葉がぴったりするほど的確に攻める。
広瀬の弱点をあたしが知っているのと同様に、あたしの弱点を広瀬は知っている。
大陰唇を人差し指と薬指でグッと押すとあたしのクリトリスは皮を突き破って剥き出しになった。
あとは彼の魔法の中指があたしを昇天させてくれるのだ。
「羽衣、シャワーで流してもどんどんスケベ汁が溢れて追っ付かねえよ」
「んっ、だって……気持……ちいいんだもん」
その大きな身体で抱き締めてもらうと幸せに満ち溢れて、快感のあまりだらしなく涎が滴り落ちる。
「あんっ……、あぁ!!!」
「だらしねえな、上も下もビショビショに汚しやがって。この淫乱女が」
ひどい言葉を浴びせるクセに、広瀬のしていることはとても優しく激しくて、そのギャップがたまらない。
「広瀬……、好きっ! 大好きぃっ!」
溢れ出す想いに答えるように、彼はあたしの背中に口づけた。
そして一気に上り詰めるという所で広瀬はその手をいきなり離して後ろからあたしの中に復活したペニスを一気に挿入してきた。
「はあっ……んん!」
「羽衣……」
「ど……したの、あたしまだイってな……」
「……んな煽るようなこと言われて、平静でいられるかよ」
広瀬はそう言うと、後ろからあたしのお腹に腕をまわす。
180センチと背の高い広瀬と165センチのあたしが立ちながら繋がるには爪先立ちをしてもプルプル足が震えてくる。
しかも両手の自由がきかないもんだから、壁に手をついてバランスもとれない。
でも、そんなあたしの身体をしっかり支えてくれるたくましい腕がすごく好き。
「あ、あんっ……深いぃ……」
内臓まで押し上げられる息苦しさの中に見え隠れする快楽。
ガッチリ身体を押さえつけられながら、激しく腰を動かされると失神しそうになる。
ちょうどあたしの中の一番感じる所に広瀬のそれがあたると、あたしは一際高い声で鳴いた。