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空っぽ
【OL/お姉さん 官能小説】

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空っぽ-7

「それじゃぁもう一枚描かせてくれないか?」

「裸?いいけど。」

「それもいいけど、僕がイメージするままの君。」

涙がポロリと流れた。
この人はこんなに優しいのにセックスして仲良くしてくれないのだ。

悔しくてさみしくて…
それでまた優しい目で私に笑いかけたのだ。


私は二枚の絵を持ち帰って壁に貼り付けた。
帽子をかぶった美人な私と目が笑ってる私。
私はそれを見て本当に笑う練習をした。

頭の中を空っぽにして私は絵の中の私になりたかった。


そうして私は…
セックスするのとは別なところで彼の理想になりたいと思ったからだった。




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