乱交交渉-3
「お、お父さん、どうしたの？あたしのおまんこはいいの？娘のおまんこよ（ま、まさかセックス止めるんじゃないよね…）」
恵子は忠のただならぬ真剣な表情を見て嫌な予感がした。
「恵子、それと美弥ちゃん。大事な話がある」
忠は絞り出すように言った。
「何々忠くん、どうしちゃったの、恵子ちゃんのおまんこを舐めるより大事なことなの？」
淫乱な美弥子にとって、目の前にあるエロいことより大事なことなど想像がつかなかった。美弥子の胸中がざわめいた。
「ああ、大事だ」
「どんな話なの？」
せっかく忠のテンションが上がっていたのに、何か大事な話を前に、そのテンションは一気に下がったように見えた。もしかしたら、恵子とのセックスの欲望よりも背徳感が勝ったのかと思い、恵子はガッカリし始めていた。
「ちょっと、言い難いんだが…」
「忠くんたら、どうしたのよ」
「お父さん、何なの？」
恵子も美弥子も段々不安が増してきた。忠の真剣な表情を目の当たりにして、家族で乱交、ましてや新司と乱交したいなんて口に出せる雰囲気じゃ無かった。
「実はな。さっき思ったんだが、せっかく家族で乱交するんなら新しい家族も誘ったらどうだろうか」
「へっ？」
恵子と美弥子は同時に呆けた表情をした。
「だから今度、恵子の恋人の新司くんを誘って、四人で乱交しないか？」
忠のこの言葉に恵子は驚きで目を見開いた。忠はその反応が恵子の拒絶と受けとってしまい、慌てて言い直した。
「いやいや、恵子が嫌ならいいんだよ。新司くんとお母さんがセックスするなんて嫌だよな、そうだろ、そうだろ、気にしないで忘れてくれ」
恵子と美弥子はそんな忠の慌てぶりを見て、二人で向きあいしばらく呆然としながら見つめ合った。
しばらくして恵子俯き「う、ううう、ううう」と声にならない声を上げ出した。その横で美弥子もプルプルと震えだす。
「け、恵子、泣かないでくれ、冗談だから。新司くんは恵子だけのものだよ。美弥ちゃんもゴメン、恵子の旦那さんとセックスなんて変なこと言って」
忠が言ったその言葉で、二人は我慢の限界を超えた。
「ぷっー、ぷはー！あははは、あははあ、あ～おかしい、お父さん、変態～！すけべ～！はははは」
「ははは、忠くんのエッチ～、そんなに新司さんのオチンチンであたしの喘ぐ顔が見たいの、はははは」
「なっ！」
忠は予想外の二人の反応に驚いて言葉に詰まった。
「もう、いやあだ～、お父さたら。恵子もお母さんも散々頑張ったのに～、最初からその気だったのね」
「どういうことだ？」
「ああん、変態のお父さんがますます大好きってことよ！」
恵子は忠に飛びついて、呆気に取られていた父親の唇を奪った。