朝-7
「どっちが挿れてるか分からないようにね?」
ああ、もうどうでもいい……胎内が疼いて仕方ない……どっちでもいいから早く埋めてっ。
私はもっと刺激が欲しくて膝を擦り合わせる。
なのに2人はのんびりと服を脱いでいるようで、部屋には衣擦れの音が響く。
暫くすると……私には凄く長い時間に感じたが……ベットがギシッときしんだ。
やっと挿れてもらえる……早く……早く。
「お待たせ、朝陽♪」
「お願い出来るかな?」
こんなレイプみたいな事されて無茶苦茶悔しいハズなのに……なのに……。
「お願い、早く……挿れてぇ」
私の口から出たのはプライドをかなぐり捨てた甘えた声だった。
「うわ、淫乱」
陽太がクツクツ笑ってる。
「さて、どっちがお気に入りかな?」
どちらかが私の躰に覆い被さってきた。
私の脚を開かせて体を潜り込ませ、硬い分身を擦り付ける。
「あぁ……早く……早くぅ」
うわ言のように呟く私の唇に柔らかいものが重なった。
私は夢中でそれに吸い付き、催促するように腰を揺らす。
相手がキスをしながら喉の奥で笑ってるのが分かった。
「んぅ……んく…」
注がれる唾液を飲み下した時、待ちに待った楔が打ち込まれる。
ズ……ズズ…
「ん…いったぁ……裂けちゃうぅ」
ことさらゆっくり入ってくるソレは極太で、私の淫口は濡れ濡れなのにソレを拒否した。
「あうぅ……ねぇ……ゴムしてる?」
私の問いかけに相手は声を出さず、お腹の上に丸を書く。
「ありがと……でも、大丈夫だから……そのまま」
ゴム着きだとどうしても滑りが悪い……こんな極太チンポ、入るワケがない。
今度はお腹にハテナマークを書かれた。
本当にいいのか、と聞きたいらしい。
「いいから……我慢出来ないっ」
私の口が再び塞がれ、下で何やらゴソゴソしてる……多分ゴムを外してるんだろう。
唇が離れてまた硬いモノが当てがわれた。
ズチュウ
今度はスムーズに入りそうだ……私は腰を浮かして奥まで来てくれるように補助する。