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ハニービー
【コメディ 官能小説】

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ハニービー-8

 そう言ってハナは俺のものを掴むと、目をつぶってがぶりと噛み付いた。

「つあっ!!! おい、歯が! 歯、思い切り当たってるから!」
「あ、ほ、ほへん」
「口をすぼめて、頬をへこませて、舌でなぞるように……」

 プロであるはずのハナに、童貞の俺が指導するのは実に奇妙であるが、ハナは素直に且つ熱心に俺の指示に従っていた。
 最初はぎこちなかったが、次第に慣れて、俺に快感を与えるまでになってきた。
 俺のものを含んで、少し気の強そうな顔が歪んで頬が膨らみ、あるいは凹んだりする。
 そのハナの表情が何か実にエロくみえて、急にこみ上げてきた。
 我慢できず、そのままハナの口内に盛大に発射してしまった。

「ぐ……げほっ、かはっ……!」
「あっ!……ああ……ごめん」

 射精する快感に浸りながら、俺は辛うじてハナに一言詫びた。
 彼女が深く咥え込んだ時に、喉奥に思い切り出してしまった。
 ハナは一瞬驚いたような顔をした後に、喉奥まで差し込まれたものを吐き出そうとしたが、大量の精液が彼女の口内に注がれ、顔面にも降りかけられた。
 喉に射出されたものが、気管に入ったのかハナは声も出せずに、むせて咳き込んでいる。
 俺は、ハナの背中をさすってやった。

「おい、大丈夫か……?」
「まったく……元気が無さそうな割には、あんなに一杯出して……死にそうになったじゃないの」
「ああいう時は舌先で先端を押さえて、射精の勢いを弱めてやるとむせないらしいぞ」
「そんなの、出す前に言いなさいよ!」
  
 それから、お互いにシャワーを浴びたりしていたが、途中でハナは自分の胸が見えてしまっている事にようやく気づいた。
 彼女はその時腕で胸を隠したが、俺は何をいまさらと少々笑ってしまった。
 しかし、これがいけなかったのか、俺は浴室から叩き出される事になった。
 
 
 そして、しばらく後――


「じゃ、じゃあ、ハナ、さん。あの、そろそろ本題、というか、本番を……」
「は?」
「いや、は? じゃなくてさ……あるだろう? もう一つする事が」
「あなた、あんなにたくさん出した後に、他に何をするつもりなの?」
「何って、ナニを……」

 俺は奇しくも先程ハナが言ったのと同じセリフを口にしたのだが、ハナはあんぐりと口を開け、呆れた表情で俺を見ていた。

「あなた、本っ当に何も知らないのねェ……」
「知らないって、何を?」
「デリヘルって、セックスは無しなのよ」
「えっ?」


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