ハニービー-11
先程は触ることすら出来なかった滑らかなハナの内ももを、今度は何の抵抗も受けずに触れている。艶やかな肌に、うっすらとしなやかな筋肉を掌に感じて実に心地よい。
その掌が股間に近づくにつれて、ハナの表情が淫靡に、呼吸も荒くなってきた。
さっきまで手で覆われ、ぴっちり閉じられていたハナの股間は、今や早く触れて欲しいとばかりに大きく広げられていた。
俺の指は、彼女の薄く柔らかな恥毛を経由して、ついに彼女の中心部に達した。
「あ、ああ！ あああ！ いやあ……！！！」
そこは既に、たっぷりと濡れそぼって、ハナの内部の熱がこもっている感じがした。
輪郭をなぞると、ハナの体がビクビクと揺れて、心なしか腰が少し動いている。
腰を動かして、俺の指を彼女のお気に入りと思しき部分に擦らせようとしているのか。
「あ、あのっ！ わたし、こういうの、すごく久しぶりだから……その……」
「どうしたの？」
「なんか、おかしく、なっちゃい、そう……」
ハナは息も絶え絶えに、今の心境を話した。
おかしくなってしまえばいいのに。彼女がそうなるところを見てみたかった。
指で彼女のお気に入りのしこりを探り当て、優しく摘み揉みほぐしてやる。
「あ、ああ、それ駄目ぇ…あっ、いっ、イッ…………！」
微妙に動くハナの体に合わせて、指を動かし続ける。
すると、突然ハナは頭の下に敷いてあった枕で顔を隠して、直後大きくビクンと体を震わせた。ビクン、ビクンと体を震わせて、枕の下から喘ぎ声が漏れている。
スラリと伸びた足は、大きく左右に広がって、その中心部もヒクヒク蠢いているように見えた。
幸か不幸かハナが顔を隠しているので、俺はその部分を凝視し続けている。
しばらくすると、ハナが枕から顔を出した。
「何で、顔を隠すんだよ」
「だって、そんなの……」
「ねぇ、いっぱい――――」
イケたのか？ と続けようとした所で今度は唇を摘まれた。
ハナが足を広げて、俺を受け入れるのを待ってくれている。
ええと、確か、このあたりなんだよな……
俺が少し戸惑う動きを見せると、なんとなくハナが察したのか、彼女の指が俺の先端を掴んで入り口に導いてくれた。
俺は、そのまま腰を前に押し出すと、ヌルリとあっけなく彼女の中に入った。
「ああっ！」
初体験の感触に浸っていると、ハナが高い声を出した。
その瞬間、彼女の温かく柔らかいものが俺に絡み付いてくるのを感じた。
途端に射精感がこみ上げてくるが、どうにか我慢して、腰を前後に揺さぶる。
ベッドのギシッギシッという音と、ハナの出す声が室内に響いている。
「あっ、あっ、ああっ、駄目、大きな、声が出ちゃいそう……！」
「出せば、いいじゃん」
「い、イヤ、よ。からだ、ちょっと、こっちに、よせて」
ハナは下から足を絡めて、俺の腰に巻き付け、腕で体にしがみついた。
それで、俺の肩に口をつけて声が出ないように噛み付いている。
ハナがしがみついているので動きにくいが、体ごと揺さぶってハナを突き動かした。
そのたびに、俺の肩に痛みが走り、ハナの口からぐうっ、とか、むうっ、などと獣のような唸り声が漏れ出る。
ハナは目をつぶって、大きな快感に耐えているようだ。
俺がその快感を与えられていることが、何よりも嬉しかった。
だが、俺も、もう限界が近づいていた。
「ハナ、お、俺、もう……」
「あっ、あっ、いい、出しなさい、出して、いいわ、早く、わたし、も、もう……」
「ああっ、出る！」
最高の快感と同時に、肩にも激痛が走った。
ハナは俺にしがみつきながら、しばらく痙攣を繰り返している。
俺は彼女の奥深くにしたたか放出し、その余韻を味わう。
ハナは噛み付いていた肩から口を離し、しがみついていた手足を離して、脱力したようにダランと伸ばした。
顔は陶然として、半分意識がないのか呼びかけてもあやふやな事を言っている。
俺は、そんな彼女を上から抱きしめて、彼女の中に収まったまましばし彼女の体の柔らかさを堪能することにした。