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ミカは脚を自ら大きく広げた。ケンジはそのままペニスの先端をミカの谷間に押し当てた。
「君に入るよ、ミカ。」
「うん、きて、ケンジ・・・。」
「んっ!」ケンジは小さく呻いてペニスをミカに挿入し始めた。ゆっくりと、ゆっくりとその時間を愉しむように、ミカの身体を慈しむようにケンジはミカと繋がり合った。
「あ、あああ、ケンジ・・・。」ミカがケンジの首に手を回した。すると、ケンジは始めはゆっくり、そして少しずつ腰の動きを速くし始めた。「あ、あ、ああああ・・・」ミカが喘ぐ。「んんっ、んっ、んっ、」ケンジも呻きながらその逞しいペニスをミカに出し入れした。
「ケ、ケンジ、ケンジ!あ、あたしっ!」
「お、俺も、もうすぐ、ミカ、ミカっ!」
ケンジの腰の動きに合わせて、いつしかミカも身体を大きく揺さぶっていた。二人の全身には大粒の汗が大量にまつわりついていた。
「ああ、ああああっ、ケンジ、ケンジっ!イ、イ、イく・・イくっ!」びくびくびくっ!ミカの身体がひときわ大きく揺れた。「ぐうっ!」ケンジの喉から絞り出すような呻き声。そして、
びゅるるっ!「ああああっ!ミカ、ミカ、ミカあっ!」びゅるっ、びゅくびゅくびゅくっ、びゅるるっ!二人の身体が痙攣し始めた。
「ケンジっ!ああああああ、イってる、あたし、イってるっ!」「ミカっ!うああああああ!」二人の声が広い室内プール場に響き渡った。
びゅるっ!びゅくびゅくびゅくびゅく!びゅくっ・・びゅるる・・・・びゅく・・・・・・・びく・・・・・・びくん・・・。
修平と夏輝は同じように自分の股間に自らの手を当てたまま、二人とも口を半開きにしてミカとケンジのフィニッシュを微動だにせず凝視していた。夏輝の口から一筋の唾液が糸を引いて床に落ちた。
汗にまみれ、大きく荒い呼吸を続けながら、それでも口元に笑みをたたえてミカとケンジは見つめ合っていた。
「ミカ・・・・。」ケンジは挿入したまま脚を絡め、ミカを抱きかかえて横向きになると、再び静かに唇を合わせた。
「ケンジ・・・・。」ミカはケンジの頬にそっと手を置いた。「気持ち良かった・・・。満足したよ、今日も。」
「そうか。俺も・・・とっても良かったよ、ミカ。」ケンジはミカの髪を撫でながら言った。ミカは目を閉じた。
「かっ、かっ、かっこいー・・・・。」修平がようやく口を開き仰け反った。
「素敵っ!、素敵すぎる・・・・・。」夏輝も言った。